第17話

時は、2025年8月5日の朝7時55分頃であった。


場所は、広島県呉市の広塩焼ひろしおやけにある小さな借家にて…


華保かほは、夫・弥谷信介やたにしんすけ(38歳)を見送るために玄関にいた。


黄色の長そでのトップスに白のパンツの上からかわいい柄のエプロンをつけている華保かほは、ほほえみの表情で信介しんすけを見つめていた。


濃いネイビーのスーツ姿で黒の手提げかばんを持っている信介しんすけは、家から出発する前に華保かほを見つめた。


華保かほは、ほほえみの表情で信介しんすけに声をかけた。


「あなた。」

華保かほ。」

「今夜は、あなたの大好物のパエリアを作るから…まっすぐに帰って来てね。」

「うん…じゃあ、行くよ。」

「行ってらっしゃい。」


信介しんすけは、家を出たあと歩いて5〜6分のところにあるJAの支所へ向かった。


華保かほは、ほほえみの表情で信介しんすけを見送った。


華保かほは、2023年8月5日に起史たつしと結婚したけど、すぐに離婚した。


原因は、起史たつし華保かほに対してDVを加えたことであった。


華保かほ信介しんすけと再婚したのは、起史たつしと離婚してから110日後であった。


信介しんすけは、房江ふさえのオイゴ…起史たつし房代ふさよのいとこにあたる。


起史たつしは、華保かほに対してどのような不満を抱いていたのか?


話は戻って…


2年前の2023年8月12日の夜8時半頃であった。


場所は、名古屋市中村区おわりなかむらにある房江ふさえたち家族が暮らしている家にて…


この時、家の広間には起史たつし華保かほだけがいた。


事件発生の3日に、広島で暮らしている信介しんすけ房江ふさえたち家族が暮らしている家に遊びに来た。


その際に、信介しんすけ房江ふさえに対して『結婚したい…』と申し出た。


房江ふさえ信介しんすけに対して『どんなタイプの女性がいいのか?』と聞いた。


信介しんすけは『華保かほさんと結婚したい…』と答えた。


信介しんすけが言うた言葉が原因で起史たつしが怒り狂った…と思う。


起史たつしは、ずっと昔から信介しんすけに対してよりし烈な怒りを抱えていた。


信介しんすけが小さい時に、両親が不仲の末に離婚した。


母子家庭でなにかと不便な思いを強いられている信介しんすけを思った房江ふさえは、信介しんすけに対して過度に愛情を注いだ。


起史たつし房代ふさよの学資保険を解約して、信介しんすけの学費に充てた…


信介しんすけの欲求不満を解消するため、わがままを満たすために起史たつし房代ふさよをないがしろにした…


房江ふさえ信介しんすけを超デキアイした結果、起史たつし房代ふさよの中に蓄積された怒りが高まった…


その結果、起史たつし華保かほに対してどぎつい暴力をふるった…


オドレはいつから信介クソバカのカノジョになったのだ!?


起史たつしは、よりし烈な怒りを込めて華保かほに言うた。


華保かほは、泣きそうな声で『信介しんすけさんは、アタシみたいな女性ひとと結婚したいと言うただけよ…』と起史たつしに言うた。


しかし、起史たつしは『ふざけるな!!』と怒鳴り声をあげたあと、華保かほに対してよりし烈な怒りをぶつけた。


「オドレはいつから信介クソイトコのカノジョになったのだ!?オドレはオレがいよる言葉の意味が分からないのか!?」

「あなたおちついてよ!!」

「だまれ!!口答えするな!!」

信介しんすけさんは、アタシみたいな女性ひと…と言うたのよ!!…痛い!!」


(パチーン!!)


思い切りブチ切れた起史たつしは、よりし烈な力を込めて華保かほの顔を平手打ちで叩いた。


「あなた!!なんでアタシを叩くのよ!?」

「ふざけるな!!オドレが信介クソバカイトコのカノジョになったから殴った!!」

信介しんすけさんはアタシみたいな女性ひとと言うたのよ!!…痛い!!」


(ガツーン!!ガツーン!!ガツーン!!ガツーン!!ドサッ!!)


思い切りブチ切れた起史たつしは、華保かほの顔をグーで殴りつけた。


起史たつしに殴られた華保かほは、その場に倒れた。


起史たつしは、華保かほが着ていた白濁色のカーディガンを破いた。


(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)


「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


続いて、下に着ていた白のブラウスを思い切り破いた。


(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)


「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


破れたブラウスの中から、Gカップの極爆乳おおきすぎるおっぱいを包んでいる白のブラジャーがあらわになった。


思い切りブチ切れた起史たつしは、Gカップの極爆乳おおきすぎるおっぱいを包んでいる白のブラジャーをつかみながら華保かほに言うた。


「ふざけるな!!信介クソバカイトコがオドレの極爆乳むねに抱きついてあられもないことをした!!…だから怒っとんや!!」

「してないわよ!!信介しんすけさんの話し相手…イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


(ブチッ!!)


思い切りブチ切れた起史たつしは、華保かほが着けていたブラジャーをちぎった。


ちぎれたブラジャーの中からGカップの極爆乳おおきすぎるおっぱいがあらわになった。


「オドレの乳房むね信介クソバカイトコがつけたあとがあるんや!!」

「違うわよ!!」

信介クソバカイトコとあられもないことをしたあとはどこにあるのだ!?」

「アタシは、信介しんすけさんの気持ちをやわらげるために…イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)


思い切りブチ切れた起史たつしは、華保かほが着ていたスカートをズタズタに破いた。


その後、黒のストッキングをズタズタに破いた。


「あなたやめて!!」

「ふざけるな!!信介クソバカイトコがオドレの(デリケートゾーン)に変なことしたからものすごく怒っとんや!!」

「アタシは信介しんすけさんとお話をした…イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


華保かほは、必死になって起史たつしに対して信介しんすけとは話し相手になっただけと説明した。


しかし、起史たつしの耳に華保かほの声は聞こえなかった。


起史たつしは、よりし烈な怒りを込めながら華保かほが着ていたストッキングをズタズタに破いた。


「ふざけるな!!こんなことになるのだったら、結婚なんかするんじゃなかった!!オドレと結婚して大失敗した!!」

「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

「オドレはオレよりも信介クソバカイトコが好きなんだろ!!信介クソバカイトコと結婚したいからオレと離婚しろと言いたいんだろ!!なんとか言えよ!!」

「違うわよ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


華保かほは、必死になって起史たつしに説明した。


しかし、起史たつし華保かほに対して答えを強要するだけで聞く耳を持たなかった。


起史たつしは、ズタズタに傷つくまで華保かほを犯したあと近所じゅうを暴れ回った。


もうイヤ…


もうイヤ…


起史たつしさんと結婚して大失敗した…


アタシの気持ちが弱いから大失敗したのよ…


もうイヤ…


もうイヤ…


もうイヤー!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る