アメリケーヌ風ビスクのコスモポリタン

【材料1人前】


お好みのパスタ(乾麺で100グラム)


ビスクの粉末スープ 1袋(1人前)

オリーブオイルまたはバター 大さじ1

玉ねぎ 1/4個

ベーコン 30グラム程度(ミニサイズ個包装1つ分)

むきえび 30グラム程度(数尾)

にんにく 好みで

白ワイン 好みで



【調理過程】


(具を炒めるのと同時進行でパスタを茹でる水を火にかける)


エビは必要なら解凍して背わたを取っておく(塩分3%の水で解凍すること)。


フライパンに油を引いて、薄切りの玉ねぎとベーコン、好みでにんにく(おろしまたはみじん切り)を加えて炒める。軽く色がついてきたらエビを加えて、火を通していく。


パスタの茹で汁を100mlほどフライパンに入れ(足りなければ普通のお湯で良い)、あれば白ワインを少々加えて煮立て、粉末スープのビスクをかき混ぜながら少しずつ溶かしていく。茹で上がったパスタを加えて、軽く炒めながら煮つめていく。ソースがお好みの加減になったら完成!



【解説】


現在ではほとんど失われた幻の味を再現。本来はエビがらをクリームで仕立てたアメリケーヌソースを使うのだが、インスタントのビスク粉末で代用している。


「コスモポリタン」を名乗るパスタ料理ではソースにエビがらを使わないところもあるようだ。軽く検索してみた限り、ホワイトソースにケチャップを加えた(日本式のマヨネーズベースではなく本来の意味での)オーロラソースを使っている人も多い模様。家庭での代用としてはホワイトシチューのルーが使われたりもする。だが、元々のレシピではアメリケーヌソースのはずであり、ソース自体にエビの風味が必要だと思われる。


また、アメリケーヌもクリーム類も使わない白ワインベースの透明なソースで、同様の具を和えたパスタ料理も存在する。こちらは必ずしもコスモポリタンを名乗っているわけではないようだが、老舗の喫茶店タイプの店で受け継がれているのを確認している。



【アレンジ】


ピーマンやマッシュルームを加えるとより本格的になる。コスモポリタンを名乗る上で最低限必要なのはエビと、ベーコンやウインナーなどのスモーキーな加工肉類であろう。ビスクさえ入れればそれっぽい味になるのだが。


ビスクは1袋ではややパンチが弱いと感じるかも知れない。1.5袋(2人前で3袋)くらい使ったほうがいいかも。このあたりは好みの問題なので、まずは1袋分で作ってから調整してみるとよい。


クリーミーなソースなので、最後に炒めるときにチーズを溶かし込んでも美味。

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