概要
どうせ逃げられないと思って、私たちで遊んでいるのよ
村で年に一回行われる深夜のお散歩。話してはいけない。振り向いてもいけない。それは赤ん坊であろうと同じこと。
それが守れなければ、みんな神様の元へと行くのだとか。
ある年のお散歩で、約束を守れなかった一人の赤ん坊と子どもと母親が村から姿を消した。
その赤ん坊は大きくなった時、神様の真実を知ることになる。それは、絶望であった。
そして決意する。絶対に逃げ出すと──。
それが守れなければ、みんな神様の元へと行くのだとか。
ある年のお散歩で、約束を守れなかった一人の赤ん坊と子どもと母親が村から姿を消した。
その赤ん坊は大きくなった時、神様の真実を知ることになる。それは、絶望であった。
そして決意する。絶対に逃げ出すと──。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ホラー怪異。残酷かつ爽快な怪奇譚。賢いヒロイン参加につきネタレビュー付
冒頭からホラー、怪奇系な雰囲気に溢れている。
作者の力量は確かで、文章のみならず展開、登場人物の描写、物語のまとめ方と全て揃っている。
一言で表現するなら「巧み」だ。
特筆すべきは「読みやすさ」と、言っていい。
Web小説にありがちな拙さは本作品にはない。
読み進める中「痴人の愛」や「新世界より」など、私の読書履歴から思い浮かぶ作品がいくつかあった。
これほどの作品が読める機会は少ない。
だが、真面目にレビューするのは流儀に反するので以下ネタレビューを記す。
ーーだ、か、ら!公募対象は「賢いヒロイン」って言ってんだろっ!
何回言ったら分かるんだ!
賢いヒロインの公募ページを見ろ!確認しろ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!決して振り向いてはいけない深夜の散歩のその先は。
冒頭からおどろおどろしい気配のする村での深夜の散歩が始まり、理不尽なまでのルールによって人は神の元へ行く。
神は連れ去った赤子を自らの元で育て、それから――。
村の因習によって神の元へ連れ攫われた赤子たちが成長し、神の真実を知った時。子供たちは知恵を絞って神の元を逃げ出すことを計画します。
真っ先に神の真実に気付き、長い年月をかけて機会を窺ってきた少女、セイ。
セイが誰よりも大切に思うユナ。そして仲間のリツとカイ。
まさに身を削っての脱出計画は、果たしてどんな結果をもたらすのか。
子供たちそれぞれが、生き延びるために、そして大切な者のために奮闘する物語。
深夜の散歩シーンは、背筋が寒く…続きを読む