第3話

「おはようー夢くん!」


「おはようー薪ノ宮さん。」


同じノリで返すことを意識するようにしている。


 薪ノ宮さんは笑顔で俺に話す

 「付き合ってから初めての学校だね。」


 「うん、よろしくね」


一瞬でクラスは騒ついた。


 そりゃ俺みたいボッチな陰キャが薪ノ宮さんと付き合えるなんてクラスみんなからしたら驚きだろう。実際ニセコクだし。


「アイツ、本当に付き合ってるの?でも薪ノ宮さん自身が言ってるから本当か」


「羨ましい!!」


「アイツでいいなら、俺もコクればいけたのか。」


ーーーー

 「夢くん!一緒にご飯食べよう!」


「うん、食べる!」


そして、2人、、、4人で人が少ないところに向かう。


 「うわぁ、夢くんのご飯美味しそうだね。」


「ありがとう、薪ノ宮さんも弁当箱、可愛いくて美味しそうだよ。」


草むらから指を出している。何かのサインを出しているようだ。


 俺が気付いてる前提でやっているのではないか。(気づいてません。)


今後は、それを考慮に、、、いやカップルとして、考えないでおこう。


 「あーん、」


マジか、


 「あーん、パク、、、美味しい!ありがとう」


「、、、嬉しいな。」

なるほどだからパンも買ってあるのね、その弁当を俺専用にする為に、、、割り箸は捨てるとして、帰ったら洗う試練が待っているのかな。


ーーーーー

 「ふーん、あの薪ノ宮がね、俺が奪ちゃおうかな。」


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