癖の強い酒が好き



 先日、「作者当て企画」という文芸遊びに参加しまして。


 参加者が、同じテーマでそれぞれ作品を書き、主催者に送る。主催者さんのアカウントからそれらの作品を公開し、どれが誰の作品かを当てて遊ぶ……という催しです。

 その時書いた作品がこちら。


春の気配はプロローグ

https://kakuyomu.jp/works/16817330654094925042



 この作品、ふだんよく読んでくださってる方々には、一発で僕のだと見抜かれちゃったんですよね。

 やはりそれは、僕の文体にはかなり強い癖があるということなのだろうと思います。


 癖が強いというのは、良い方に出ることもあれば、悪い方に出ることもある。

 広く一般に人気を得ることは難しいですが、ごく一部のはまる層にはとことんはまる……

 という風にいけばいいんですが、はてさて。

 単に癖が強いだけの、読みづらくて変な文章になってしまってるかもしれない、という危惧は常にあります。


 なんか、年々自分の文章の癖がキツくなっていってることは自覚している、というか意識的に癖を強くしていってるくらいですので、まあこれは自分で選んだ道なわけですが……

 性格上、少し気を抜くと読者を限定する方向に進んでしまうのは、単純に悪い癖です。


 あんまり読みづらくなりすぎないように、常に自戒するところであります。

 もし、「おい、こりゃいくらなんでも読めねえよ」と思ったときには、ぜひ知らせてくださいね。自分の匂いは自分じゃ分からんものなので……



 どだい、ボウモアとかアードベッグみたいな、癖のつっよい酒が好きなんですよ、俺ァ。

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