3話 陽キャの会話はすごい

 俺は今学校に早めにきている。理由は、陽キャの会話を聞くためである。


「和馬おはよー」桃子が抱きつこうとしている。


和馬はそれをかわし、


「みんなおはよ、あと桃子は朝からベタいてくんなきしょい。」


「そこまで言わなくていいじゃん。」と桃子はいう。悲しそうだ。


「和馬は本当にそんなことはそんなことは思ってないと思うよ、ほら、他の男子が和馬のこと恨んじゃうし。」と柊はいう。


「そういうことか、ホントはハグしたいんだね和馬、照れ屋さん。」といい和馬の頬をつつく。


和馬の顔の色は変わらない。流石だ。あんなの陰キャがされたら好きって勘違いをして、顔が沸騰しているだろう。


「あとでね…」と桃子は和馬にいう。


他の陰キャたちはそれを聞いてチョメチョメすんのかな?とか話してる。俺も不覚にそう思ってしまった。


てか、ゲームで同じことを言われたきがする。なので少し反応してしまいそうになった。


 その後も和馬のグループに会話を聞いていた。俺はわかってしまった。


あのグループは和馬が中心で和馬から話を切り出すことはない。基本和馬は聞いているだけだった。


和馬が反応しなかったら会話を即辞めている。なるほど。イケメンは話してるを切り出す必要はないのかーと俺は感心した。帰ったら試してみるかー。


 しかし、陽キャのイチャイチャをみてストレスやばいので先になずなちゃんと楽しむことにした。

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