春のおかず【ゼンマイ】 お浸し

ようこそいらっしゃいました。

ここは小烏の台所です。


今日は山で採って来たゼンマイをいただこうと思います。

(どんなところで収穫したかについては、下をお読みください)


タケノコを下茹でした時の灰を取ってあるので使います。

義母によると茶碗一杯あるといいそうなので、かき集めました。


ゼンマイには男と女があるそうなのです。

穂先を守っている綿毛を取ったら女ゼンマイはそのまま。

男ゼンマイはゼンマイのように丸まった先に付いている葉をむしり取ります。

ゼンマイの男女の判定は難しかったので、義母にお願いしました。


バットの上にゼンマイを互い違いに並べて平らになる様にします。

上から灰をまんべんなく振りかけてゼンマイを隠します。

ここに沸騰したお湯をひたひたに注いで、冷めるまで待ちます。


冷めたら、ゼンマイを取り出してよく洗い、ジッパー付きの袋に水とともに入れて冷蔵庫に入れときます。

浸けている水に色がつくようならたびたび水を替えて数日待ちましょう。

水に色がつかなくなったらあくが抜けたということです。


つけ汁を作ります。

義母が甘辛がいいというので甘口にしましょう。

カツオと昆布で強めに出汁を取ります。

ここに、酒、みりん、砂糖、醤油、一つまみの塩を入れて火にかけます。

沸騰したら火を止めて冷ましましょう。


冷めたら、ゼンマイをよく洗ってつけ汁に浸けておきます。

(ここまでを前日にしておきます)


お待たせしました。

器に盛って、どうぞ。

お味はいかがでしょうか。



〈今日のお義母さん〉

★★★


正月が来たかねと言って、食べてもらえました。

(いつもは正月のお客様に出す料理なので)


ゼンマイを採った山については、こちらをご参照ください。

『田んぼと空の間にはやまがあるのだ!』より

「大山さん詣り」

https://kakuyomu.jp/works/16816927860138892715/episodes/16817330655587921649


近況ノートに写真があります

https://kakuyomu.jp/users/9875hh564/news/16817330656465487101

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