エピソード24 HOPPER VS EAGLE攻防戦九

 HOPPER部隊の隊長の狩崎和也とEAGLE基地内のキメラ生命体【スクワロル】との対決、柏木元輝とHOPPER兵士達対キメラ生命体【モンキー】が持久戦が行われていた。

 そんな事が行われいる現地の事など知る由も無くHOPPERTHEVEHICLEでHOPPER基地へ向かって移動していたが

 ついに気を失った工義と桜一文字がHOPPER基地に到着した。


 HOPPER基地にて


「ふぅ~無事に帰って来れたな。敵兵にも追われていないし、攻撃もされなくて良かった。」

「お疲れ様です。桜一文字さん!」

「あぁ、そっちこそ。整備活動御苦労様だ。」


 と滑走路に居る整備士に声を駆られたので返事をし、HOPPERTHEVEHICLEから

 工義をそっと降ろす桜一文字。

 とりあえず光の下へ連れて行く。


「おぉー!帰ったか。早速見せてくれ。」


 と言ってベルトと工義について状態を見る。


「なるほど。これは接触不良だね。私にかかれば五分で治せる。」


 と言ってベルトを工義から取り外して治す。


「彼は彼の部屋に運んで寝かしておいてくれ。桜ちゃん。」

「分かった光。」


 その後光がベルトの正常化と回復機能オン状態に直して

 それを終えて工義の腰に戻し治療に工義の体を専念させる。


「これで後は工義が目を覚ますまで待つしかする事は無いな。」

「そうなのか。なら私はこの後どうすれば良い?」

「桜ちゃんも休んでくると良い。工義が起きたら頼みたいことは山住だからね。桜ちゃんもここまで疲れただろ?病み上がりでもあるし。」

「実はそうなんだ。では、工義殿が目が覚めたら起こしてくれ。」

「勿論さ。」


 とHOPPER基地では工義の目覚めを待っていた。


 EAGLE基地内荒れた基地内にて


「行くぞ。人間の力を体に刻ませてお前を殺してやる。」

「はっ、キメラ生命体の強さを思い知るのは貴様だ!人間。」


 と必殺技の構えをするキメラ生命体【スクワロル】とHOPPER実働部隊隊長狩崎和也この二人の己の技をここにぶつける。


「飛行燕返し!!」

「ナックル・オブ・クリムゾン!!」


 互いに己の技を本人に打ち込む。

 互いに倒れない…だがキメラ生命体【スクワロル】が膝をつき体に抉れた拳の形が刻まれ、そのまま倒れ消滅した。

 それを見て少し安堵の表情を浮かべる和也。


「良かった。」


 技と技がぶつかり合う寸前ギリギリに技をのダメージを和らげキメラ生命体【スクワロル】の必殺技の飛行燕返しの威力も利用しより強力な一撃をぶつけ倒した和也。

 倒したのを目で確認して隊員達が立つ和也の元に駆け寄る。


「流石!俺達の隊長だ。」

「これが本来の隊長の実力ですよね!」

「よっ!HOPPERの暴走隊長!!」

「お前達、そんなに集まって来てる場合じゃないだろ?手当とかはどうしたんだよ。」

「それなら隊長があのキメラ生命体と戦ってる間にほとんど済みましたよ。」

「そうか。バトルスーツのオーバーヒートはしなかったから良かった…。」

「これからどうしますか?隊長」

「そうだな~まぁ、とりあえず、休もう…流石に体がしんどい…その間動ける者は周囲の警戒に当たるように言ってくれ。俺は少し休まないと無理だ。だから緊急時以外は任せた。」

「了解。」


 とEAGLE基地内のメンバーは無事、キメラ生命体【スクワロル】を撃破し一行は和也の一言で現場待機したのだった。


 その頃


 地下通路方向にて


 持久戦を繰り広げていたが柏木元輝が賭けの一手をを模索しつつほかの兵士達は連携で何とか持ち応えていたが進展の一点を考案し続けてついに思いついた。


「大分無茶な案だがこれしかない!奴をどうにかする方法。災厄全滅か、あのキメラ生命体は生きているかもしれないが…」

「良いですよ。リーダーにかけます。そろそろ物資的にも俺達の体力的にきついしそれに賭けますよ。」

「勝機があるならそれに賭けるしかないのは今、凄い実感してるんで乗りますよ。その提案」

「ありがとう。やる前に連絡だけはしておこうと思うんだ。だからそれまでは申し訳無いが時間を稼いでくれ。」


 と呼びかけると各々が各々の合図をした。

 それを確認してまずは、和也に連絡した。


「こちら、地下通路方向部隊のリーダー柏木元輝です。誰か応答願います。」


 と呼びかけると一般兵が返答した。


「聞こえてますよ。元輝さん。要件はなんですか?」

「お、宮城か。そこに和也隊長は居るか?伝えたいことがあるんだ。」

「居ますけど。戦闘後で疲弊してて休憩してるんですけどどうします?」

「急を要するんだ。頼む。」

「分かりました。」


 と言うと通信機を和也に持って行って連絡を変わった。


「変わった。狩崎だ。どうした?」

「隊長、こちらは通路を進んでキメラ生命体【モンキー】と遭遇しそれから現在も交戦中なのですがそれまでに武器の消費や兵の負傷、今も戦闘している兵の疲弊など追い詰められた状況で今、俺が考えた作戦で戦況の逆転を狙おうと思っているのですが現場の兵は俺の作戦に乗ると言ってくれました。なのでその作戦を実行しようとしています。その報告と災厄の場合は後は任せますと言う連絡です。出来る限り被害を出さないように前著します。それとさっき話して分かったのですが敵を倒して手が空いているようなのでHOPPER基地への連絡を代わりに頼んでも良いですか?隊長一刻も争う状況なので。」

「お前の想いやお前の覚悟はよくわかった。連絡はこちらが代わりに向けもとう。今の俺がお前に言えることは一つだけだ。健闘を祈る。」

「はい。それでは、俺はやる事をやってきます。」


 と言って通信を切った。


「仲間に任せられる部分は任せた後は俺達がやる事をやるだけだ。駆けの一手をかましてやろうぜ。お前ら。」


 賭けの一手とは一体何なのだろうか…



             続

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