エピソード23 HOPPER VS EAGLE攻防戦八

 キメラ生命体【スクワロル】と戦っていた部隊と合流しそのメンバーの兵士の休息と狩崎和也の本来の実力を出す為の練習相手としてキメラ生命体【スクワロル】と一人で戦う事にした和也。


「それじゃ、最初はお前が仕掛けたんだ。今度はこっちから行くぞ。キメラ生命体!」

「来い!!」


 そう言うとHOPPER製の和也専用のエネルギー弾発射ガンを二丁持ち二丁拳銃として動きながらキメラ生命体【スクワロル】に向けて撃つ和也。

 だが空中に居るスクワロルにそれを数発避けられる。


「おいおい、ちゃんと狙ってるのか?当たってねぇぞ~?」

「そんなに事を焦るなよ。心配しなくてもお前は必ず俺一人で仕留めてやる。」

「相変わらずの態度だな!良いぜ。俺を殺せるなら殺して見ろよ??」

「ったくせっかちだな。焦んなって。後数発で丁度良い頃合いになるな~。」

「だ、か、ら~当たってねぇぞ?やる気あんのか?」


 と言い捨てて一発撃つと和也専用のエネルギー弾発射ガンのメーターが満タンになった。


「またせたな。これからが俺の戦法だ。」


 と言い放つと地面に向けて和也専用のエネルギー弾発射ガンを放つ。

 そうするとエネルギーの発射する力を利用して上空に上がってキメラ生命体【スクワロル】の目の前まで行き、恐ろしい形相になって回し蹴りをスクワロルに打ち込む。

 するとその威力にそのまま地面に落とされた。


「は?一体今何が起こった?なんであんな蹴りがただの人間に出来るんだよぉおお!!」


 屈辱で叫んでる事などお構いなしに回転キックを放ってくる。

 流石にそれは交わされた。


「な、なんださっきと表情が全然違うぞ。」


 とヤバい奴を見る目で和也の事を見るスクワロル。


 それを安全な場所から見て和也の伝説を知る兵士が自慢げに語る。


「あれがうちの隊長の戦場での顔だ。やっぱりうちの隊長はあぁでなくちゃな。数多のEAGLEから作られた奴と多々の戦場でこれまで何万人もの兵士が戦死する戦場で生き残り、その敵を葬って来たHOPPERの兵士一の功労者でその光景を見て兵士達の間でHOPPERの暴走隊長と呼ばれた男は伊達じゃないな!」


「おいおい、お前から散々煽って来たんだぞ?どうした?そんなもんか?」

「見せてやるよ!フライ・クロー!」

「うっ…。おっ、流石に少しはやるようだな!」

「貴様も俺が出会ってきた人間で対等な強さだ。」


 とその後も二人は己の力をふるい合い戦闘して行った。


 一方その頃


 HOPPER基地に向かって移動している桜一文字は

 一般的な交通網だと色々引っ掛かるので先程指令室に連絡を取っていた森で戦闘機モードにして自動で基地までのマップをセットして向かっていた。


 地下通路方向にて


 キメラ生命体【モンキー】と柏木元輝率いる兵士達は作戦や連携をして何とか長期戦をしあっていた。


「流石に認めてやるよ。お前らが徒党を組んだら厄介だってことはな。」

「俺も、いつも工義さん…いや、リヒトはこんな化け物連中とやり合って倒してたんだなってな。」

「俺達も自分達の力で俺達の希望と同じだけの上げてみましよう。リーダー!」

「俺達だって日々戦闘訓練に励んでるんですから。その成果を今、発揮しましようよ!」

「おう。ここで多少無理して生きて帰ったら休みをもらってくつろぐためにもこんな所でやられてる場合じゃないな。」

「やるキーなところ悪いが勝手に話し進めてるんじゃねぇーよ。こちらは倒されてないっキー!」


 と襲い掛かるキメラ生命体【モンキー】HOPPER内で決めてる合図で前似た者達対比して後衛に居た者達がHOPPER製の一般兵士用のショットガンを打ち込む。

 それを感情的に動いたせいで回避しきれず肩に食らうモンキー。


「痛いッキーこうなったらこれでも食らうキー。空力波!!」


 キメラ生命体【モンキー】の握力をそのまま空気に振動させ、波動を遠距離に居る相手に打ち込む技である。

 それを食らって吹き飛ばされる後衛に居た兵士達が壁に叩きつけられる。


「くっ…こんな感じでなんとか持久戦としては持ってはいるが倒す為の決定打が無い…。何か方法はないのか…?」


 と部隊のリーダーとして現状の打開策を考える元輝。


 EAGLE内にて


 狩崎和也対キメラ生命体【スクワロル】は続いていた。


「お前本当に人間か!」

「人間だよ。体がただ普通の奴より丈夫で戦闘での生き方しか知らない…ただの人間だよ。」


 と言い捨てると和也のパンチがスクワロルの顔面に直撃する。

 更に追い打ちでHOPPER製の新開発のリヒトが使用するEC刀のデータを使いより量産化と一般兵士が扱えるようにと日本刀がモチーフのEC刀との差別化の為にこちらのデザインは西洋剣がモチーフの武器に搭載された粒子を刃先と一体化させより威力を増す仕組みの武器で連続斬りをスクワロルに決める。

 そのまま床に落ちて行った。


「この新開発されたこの武器良いな。帰ったらこのエネルギー弾発射ガン同様に俺専用のカスタマイズしたこれを光に頼んでみるかな。」


 などと呟きながら新型の剣を振りまして慣らす和也。

 するとスーツの数値が上がる。

「やっぱりこのデメリットだけはどうにもできなかったか…。今の光にも。まぁいいやさっさと倒すかこいつを。」

「おいおい、勝った気でいるのは速いと思うぞ!人間。」

「それもそうだなさっきヤバい化け物を生で見てたし、ちゃんと仕留めきるまでは気を抜いちゃいけないな!」


 と改めて互いに向き合う両者。

 互いに動く。

 和也は剣をスクワロルは己の翼を武器に互いに攻撃を仕掛ける。

 数撃打ち込みどちらも譲らない攻防を繰り広げる。

 だが、ジワジワと和也に押されていくスクワロル。

 決定打として翼の部分に剣を突き刺され、ジャンプして一回転し、かかと落としをスクワロルの頭に打ち込む。

 その時に起こった衝撃波を使って後ろに間合いを取る為に移動する和也。

 その場に倒れ込むスクワロル。

 暫く起き上がらなかったスクワロルそれを確認して兵士に頼んで武器を受け取る

 今度はシールド装備とメリケンサック型の特殊強度のグローブと足に瞬間的にジェット噴射する特殊強度のスパイクを履く。

 これでいつでも再戦闘可能な状態になった。

 準備運動を終えるとスクワロルが起き上がってきた。


「よし、そろそろ実力差に気付いて来ただろう?キメラ生命体。」

「まぁ、流石にな…認めてやる。貴様は強い。だからこそ!俺の全力を持ってお前を殺す。」

「あまり俺も時間がない。ここで蹴りを付ける。」


 お互い決着をつける事を決意する。

 果たして和也とスクワロルどちらが勝つのだろうか…



         続




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