背骨が恐ろしく曲がっている

 今日は病院へ行った。


 数日前から背中の左側が少し痛く、その後同じ位置の腹側に痛みが移動してきた。別に激痛ではなく、コリとか筋肉痛に似た痛みで生活に支障はないのだが、ずっと違和感があって気持ち悪いので念のため。

 何科がいいのかわからないのでとりあえず内科へ行った。


 以前通っていた内科のクリニックはあるのだが、そこはどんな症状でかかっても「胃腸炎ですね」と言われるのであんまり信用してなくて、初診の別のクリニックへ。綺麗だしクレジットカードが使えるので良かった。


 典型的な症状ではないようなので問診では結論が出ず、レントゲンと血液検査に。内科の診察の一般的な流れだ。ちなみに血を抜かれるときは針をガン見するタイプです。今日の看護師さんは上手で良かった。

 血液検査の結果は後日として、レントゲンの結果を見に診察室に呼ばれた。

 腎臓も腸も特に問題ないですねーとのことなのだが、モニターに映されたレントゲンの、背骨がそれはもうダイナミックに曲がっていた。

 自分の体ながら引いた。普段どんだけ姿勢悪いんだよ。

「背中の痛みはもしかしたら整形の方かも知らないですね」と先生。それはそう。

 緊急性のあるものではなさそうだし、わたしも我慢できる程度なので今日は薬も出されず様子見となった。


 しかし、正面から撮っているのに緩やかなS字を描いている自分の背骨……衝撃的だった。

 もちろんこれまでも何度もレントゲンを撮ったことはあるが、胸部だったから気づかなかったのか、それともここ数年で急激に歪んだのだろうか。

 たぶん整形外科に行ったところでクリティカルには解決しないと思うのだが、このぐにゃぐにゃ背骨を治すにはどうすれば良いのだろう。昨日までもぐにゃぐにゃだったはずなのに、一度見て認識してしまうとなんかめちゃくちゃ不安になる。


 人体も物だから経年劣化するのだな、としみじみ思う。ちゃんと手入れをして長く使えるようにしないとな、と反省し、今は気持ち背筋を伸ばしてこれを書いている。


 ちなみに腹の方はまだ気持ち悪いです。なんなんだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る