2023/04/04

 春は寒暖差や新生活の云々でストレスを溜めやすい時期だ。僕も花粉で苦しみながらこれを書いている。目がね、目が痒いんですよ!!


 今日は祖母にもらった筍を炊き込みご飯と天ぷらにしていただいた。アクの強さとか独特のえぐみみたいなものは特に感じず、天ぷらの衣に包まれた筍の優しい甘さと食感が春の訪れを感じる。この美味しさが分かるようになったのは、ちょっとした成長の証だ。前にどこかで筍の刺身が美味しいと聞いたが、イカとどっちが美味しいんだろうか……。


 新年度になって仕事も忙しくなり、ウワーッッッ!!!となりながら仕事を終わらせ、合間に日刊連載をやっている。働き盛り、終わらない繁忙期……というやつだ。

 特に在宅ワークをやっていると他人とのコミュニケーションに飢えがちで、そこに春が重なると承認欲求が際限なく膨らむ。春は承認欲求の季節だ。

 そんな時はどうする? そう、自意識の発露だね!


 最近Twitterを見ていると、世の中は『何者かになりたい』人で溢れているなぁ、という気分になる。もしくは何者かになりたい人がTwitterに集まりやすいのか。そういう人ほど自らのアイデンティティをコンテンツに依存しがちで、何を好んでいるかで他者と差別化を図ろうとしているのではないか、と思う。

 ふと自分を振り返ってみると、「何者にもなれない」と悩むことはそこまでなかったと思う。何年か前は個性の無さやキャラクター性に悩んでいたが、今それを言うと「どの口で?」となるのは目に見えている。

 これは周囲の人たちの優しさに由来するものだと考えているが、僕は自分という存在が好きだ。自己愛なのか自己憐憫なのかはわからないが、良い部分もダメな部分も含めて自分の素で、それを評価されることを好んでいる節があるのかもしれない。

 これは恐らく過去の体験由来で、自分の人格形成に関わる部分かもしれない。詳しく話そうかな、と思ったが、これ以上書くと長くなるかもしれないので今後話したいと思う。

 自意識が雨後の筍のように伸びる、そんな夜だった。

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