美人

遊園地でナンパに絡めまれているカナデ。


「嫌がってるんだから、いい加減にしたら?」


「ああ!?なんだてめーは?」


「通りすがりの者だけど、

お前のその、汚い手で触んな、、」


ざっと、男は4人ほど。

1人だけガタイのいいやつがいるが、

ガタイがいいから喧嘩が強いってわけじゃない。

俺はこんなとこで喧嘩はしたくないので、

めっぽう拳を避けることに徹した。


「くそう...なんで当たんないだよっっ」


1番ガタイのいいやつが、痺れを切らして

他のやつらにも加勢するように指示を出した。

ま、でも。

数打ちゃ当たるってもんでもないからこの世界はさ。


高校時代。

俺は帰宅部陰キャに徹してたけど。

その時代は親がボクシングジムを経営してたからその影響で習わされていたんだ。

帰宅部だけど、実は帰宅してボクシングに明け暮れていた。

当然。

フットワークはとことん鍛えさせられて、

まぁ、俺は見た目陰キャだけど。

その名残で。

実は腹筋がチョコレートになってたりする。

ま、ここでは見せないけどネ。


やがて。

不良どもは疲れ果て。


「くそっ、覚えてろよ...!!」


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