エピローグ

 こうしてカイル王子は、とても気の早い婿入りを果たすことになりました。といってもまだまだ幼いので(その行動が、立派な一人前の男だとしても!)、関係としては許嫁のまま、ミーファの国で暮らすことになったというだけなのですが。


「どう? カイル、おかしくない?」

「とーってもきれいだよ。大丈夫、みんなミーファがオシャレしてやって来たら驚いちゃうよ」


 今日はカイル王子の六歳の誕生日パーティ。泥粘土姫が泥でぐちゃぐちゃになったお洋服を脱ぎ捨て、ドレスを纏った可愛いミーファとして、初めて社交界に顔を出す日です。

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泥粘土姫 豆腐数 @karaagetori

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