第17話:ゴミ箱のエトゼン獣

チャプタ―1

ここは、保育園である。

私達は、子供達と遊んでいた。

「わーい。」

「元気な子供って、良いね。」

「散らかし放題は、困るけどな。」

「痛-っ。投げないで。」

チャプタ―2

ここは、朽ち果てた保育園である。

「ティタニィー。ステーキでも食べるか?」

「はい。園長。御馳走になります。」

多異とティタニィーは、ステーキを食べ始めた。

「頼みたい事があるのだが?」

「どのような用件で?」

「この刀を探して来てくれ。」

多異は、ティタニィーに一枚の写真を見せた。

「恐魔丸で、ですか?」

「五千万円出すぞ。」

「仰せのままに。」

「クククッ。あの刀さえ、あれば。」

チャプタ―3

ここは、羽田である。

そこには、リークとジョークが居た。

「ゴミ箱が転がっているな。」

「ゴミ箱のエトゼン獣。」

「そういう事さ。集めるぞ。」

「汚いって。」

リークとジョークは、ゴミ箱を回収し始めた。

チャプタ―4

ここは、保育園である。

私達は、部屋の掃除をしていた。

「今日は、午前終わり。」

「さっさと終わらせて帰ろう。」

「二人とも、手が止まっているわよ。」

「済いません。」

チャプタ―5

ここは、下丸子である。

そこには、リークとジョークが居た。

「ここで良い。出でよ、エトゼン獣「エトゼンアプファレイマー」。」

リークは、エトゼン獣エトゼンアプファレイマーを召喚した。

「何でございますか?」

「街を破壊して来い。」

「仰せのままに。」

エトゼンアプファレイマーは、人々をゴミ箱に閉じ込めて行った。

「ウワーッ。キャーッ。」

チャプタ―6

ここは、鵜の木で昼食を食べていた。

とは言っても、肉じゃがだが・・・。

「御馳走様ーっ。さてと。」

私が会計を済ませて、外へ出ると、

そこには、キンダーガルエフが居て、私に話し掛けてきた。

「地予朶。エトゼン獣が出現した。」

「理解った。早く向かって。」

私は、キンダーガルエフに乗って、走りながら、その現場へ向かった。

チャプタ―7

「ウワーッ。キャーッ。」

「クククッ。もっと入れてくれる。」

そこへ、私は、辿り着いた。

「キンダーガルチェンジ。」

私は、安易保育士 地予朶に変身した。

「そこまでよ。」

「な、何者だ?」

「破壊をあやす保育士。安易保育士 地予朶。おはようございます。」

「乱撃ライカン兵。」

エトゼンアプファレイマーは、十体もの乱撃ライカン兵を召喚した。

「アカーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、乱撃ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―8

「ゴミにしてくれる。重幻衝。」

エトゼンアプファレイマーは、重力を想像して、術を放った。

「ウワーッ。」

「止めだ。閉幻衝。」

エトゼンアプファレイマーは、私をゴミ箱へ閉じ込めた。

チャプタ―9

ここは、エトゼンアプファレイマーのゴミ箱の中である。

「ここから出ないと。人々がこの中に?」

「た、助けて。」

「助けてくれーっ。」

その時、私は、一つのゴミ箱を発見した。

「このゴミ箱は?」

私は、試しに蹴ってみた。

「ヌオワーッ。痛てーっ。中で何しやがる?」

「そういう事ね。炎幻衝。」

私は、炎を想像して術を放ち、そのゴミ箱らしき物の中に入れて、蓋をした。

「熱ちーい。」

私とゴミ箱に閉じ込められた人々は、無事に解放された。

「キンダーガルシックル。」

「け、煙が、ひーっ。」

「斬幻衝。キンダーガルクレセント。」

私は、エトゼンアプファレイマーを横に一刀両断した。

「ギャーッ。」

エトゼンアプファレイマーは、爆発して消え去った。

「さようなら。」

チャプタ―10

そこへ、ティタニィーがやって来た。

「漆黒の吹雪。」

ティタニィーは、エトゼンアプファレイマーを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。キンダーガルヒポポタムス。」

私は、召喚したキンダーガルヒポポタムスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、キンダーガルヒポポタムスを人型に変形させた。

「キンダーガルフリート。」

チャプタ―11

「クククッ。重幻衝。」

エトゼンアプファレイマーは、重力を想像して、術を放った。

「ウワーッ。臭いよ。」

「我慢するんだ。」

「もっと異臭をさせてくれる。汚幻衝。」

エトゼンアプファレイマーは、汚れを想像して、術を放った。

「ゲホゲホ。あーっ。もう。」

「地予朶。どうした?」

「あのビルの窓ガラス。太陽の光を反射している。」

「そういう事か。」

「何しているんだ?」

エトゼンアプファレイマーは、近づいて来た。

「せーのっ。」

キンダーガルフリートは、急いで避けた。

太陽の光は、ビルの窓ガラスに反射して、エトゼンアプファレイマーの体内を

直撃した。

「ウワーッ。や、焼けちまう。」

「キンダーガルファング。」

キンダーガルフリートは、キンダーガルファングを右手に装着した。

「拳幻衝。キンダーガルヴェサードライブ。」

キンダーガルフリートは、エトゼンアプファレイマーに拳を決めた。

「必殺技は、分別出来ないのねーっ。」

エトゼンアプファレイマーは、爆発して消え去った。

チャプタ―12

ここは、保育園である。

私達は、子供達に数字を教えていた。

「これで、1から0まで、OKだね。」

「かなり、手こずったけど。」

「それは、一理あるかも。」

「済いません。以後、気を付けます。」

「それで、よろしい。」

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