第11話 まさかの世界でまさかの状況でまさかの人物と再開してしまった私古舘伊知郎は同志からとんでもない事実を告げられたのでありました!!!!


「異世界転生……ですか?」


 ショーンKは日常会話では聞きなれない単語を発したので古舘が聞き返す。


「はい……聞いた事ありませんか?ライトノベルとかで最近若者を中心に人気の作品テーマですよ」


「ライトノベル…」


 古舘はライトノベルの類はあまり読まないが、流行りの作品などはひと通り知っている。


 だがそれと自分のおかれた状況がリンクせず、頭がまた混乱しかけた。


「ショーンさん。えーとつまり私たちは────」

その時、古舘たちのすぐ隣にあった奇妙な形をした木が爆発した。

「なんだ!?」

 2人はその場で身を伏せる。

 木を見るとナスカが寄りかかっていた。

 吹っ飛ばされたのだ。

「そうだナスカが戦っていたんだった!」

ショーンKが叫ぶ。

 木に直撃したナスカは、よろよろと立ち上がると再度、超速でガイコツ騎士に向かっていった。

「指揮官!危険ですので下がってください!」

兵士がショーンKに向かって必死に訴える。

「話に集中してると巻き込まれちゃうので一旦この戦いの様子を見ましょう!」

 ショーンKの発言に古舘は頷き、再度実況態勢に入るのであった。


 続く

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