第30話

魔法が効かないため、剣に変えて攻撃を仕掛ける

なんとか相手に当てることができたのだが、少しかすり傷がついただけだった。

傷がつかないわけではないので続けて切りに行く。

あまり考えずにつっこむと、相手の攻撃でこちらがやられてしまう。


スラッシュを放ち様子を見ると、スパッと鱗が斬れた。

よし!と攻撃が通用したことに喜んでいる暇もなく相手の体に変化があった。。


竜の鱗が逆立ちはじめて、先程つけた傷も消えてしまった。

またもやピンチになってしまった。焦りつつももう一度スラッシュを放つが先程とは同じようには行かず、攻撃がはいることはなく逆だった鱗に剣が阻まれた。


攻撃力が圧倒的にに足りていない。相手の鱗を切れるくらいのパワーがほしい。相手の攻撃を見極めつつ、攻撃力を高めるすべを考える。幸いにも相手の攻撃は見えるようになってきたので油断はできないが先よりも余裕はある



きた。俺の頭に一つのアイデアが降ってきた。

そう、44階層の敵が使っていた無属性魔法のようなものを使うことだ。あれは見た感じ【MP】を消費し体に魔力を纏うという感じだった。

とりあえず見様見真似で、つかってみると思いの外簡単にできた。


体のみに纏っていた魔力を剣先にまでのばして、あいてを切り裂く。と、先程までは俺の剣を阻んでいた鱗がボロボロと斬れていった。


鱗が斬れたのはいいのだが、正直まだパワーが足りない。

しかしこれは予想通りだ。


少ししか練習はしていないのだが、他の属性魔法とは威力が違いそうな重力魔法の使用を試みる。

相手の上から重力をかけ押しつぶすように魔法を操作してみると、



「ガルウウゥゥ……」



苦しむような声を出し始めた。


勝機は見えた。相手が魔法から抜け出す前に仕掛ける。


足に力を入れ空中を走り相手の体めがけて、魔力を纏わせ強化した剣に重力魔法をかけ、刀身の重さを何十倍にも引き上げて叩き込む。



「空重雷――」


こちらが攻撃を仕掛けることを察知し、また鱗を生え変わらせる、それは今までより厚く、大きく、圧倒される。鱗を逆立たせることはなく、防御に徹するかの如く、生え変えた鱗を亀の甲羅のように隙間なく丸め始めた。


しかしこちらも今できる最大級の攻撃を放っている。流石に負けられない。


肩で息をしながら、相手を見る。体は真っ二つとはいかなかったが、ほとんど断ち切った。致命傷だろう。しかし、俺の全力をかましたのに斬りきれないのかよ。と思っているたところ、



「ガアアァァァァアッッ!!」



最後の力を込めて立ち上がり始めた。


まじかよ……。相手も満身創痍だがこちらももう剣を振れないくらいにはボロボロだ。剣がだめなら魔法しかない。

こいつがボスじゃなかったときように、【MP】を節約していたが、もう使うしかない。


相手が風、土、火、水の四属性を体に纏いながら攻撃しようと、最高速で、こちらに近づいてくる。

避けることはできないので、保険につけといた転移の指輪を発動させて、突っ込んできた方向とは逆に転移する。


相手は俺が消えてしまったらめ、動きを止めた。

その瞬間に、開発してきたロマン砲を発動する。燃費は悪いが威力は申し分ない。この技を使う時があるとは思わなかったけどね。



「レーザーサークル!!」



叫んだ瞬間に魔法陣が大量に現れてそこから極太レーザーがあいてをめがけて放たれていく。今度こそは決着が決まっただろう。と相手をみると、そこには相手の魔石と丸いオーブ?水晶玉?のようなものだけが落ちていた。



とりあえず、俺が勝ったんだな。そう思うと急激に体が重くなり眠るように気絶した。




――――――――――――――――――――10000PVありがとうございます。

これからも投稿頑張りますので宜しくお願いします!


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【固有スキル】ガチャのダンジョンマスター ~スキルを使って異世界生活楽しみます!~(仮) @cerinoo

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