第16話

活動を開始する。とりあえずギルドに行って聞いてみよう。


受付嬢が言うには図書館はあるが、有料らしい。金なんて街に来たときしか使わないので有料でも全然いい。


見つけた、結構大きい図書館だった。これならいろいろ調べられるだろう。

中に入ると、受け付けにいくと、図書館のルールについて話してくれた。


まず、料金は銀貨2枚。そして中の本の貸し出しはやってなく、持ち帰ったりしたら犯罪者扱いになるらしい。まぁ、そんなことしないけどね。

思ったよりも料金がかかった、宿2日分だ。


1日で調べられるか分からないため、優先順位をつける。



まず、第1に魔法についてだ。何で魔法がでなかったのか、何か条件があるのかを確認しておきたい。


第二に、ダンジョンだ。ダンジョンが何か、そして、どういった存在なのか知りたい。


次に、職業とスキル、ステータスについてだ。どのような職業が存在するのかやスキル取得のしかた、世の人のステータスがどの程度なのかを知ることも必要だろう。


最後に、この街や国の情勢についてだ。種族間の関係や異世界人についても知っておきたい。


っと、こんな感じかな。如何せん数が多いし、広いから探すのは大変だ。


結構探して魔法についての本を見つけた。

内容としては、魔法が発生するための方法だ。

まず必要なのは【MP】と、魔法のスキルを持っていることだ。

後は、想像力が必要らしい。スキルを持っていたとしても、何も考えずに発動を試みただけでは発動はしないっぽい。この点で、前回魔法の発動をできなかったのだろう。


スキルなどについて書いているものも近くにあった。

まず、【固有スキル】についてだ。これは1人1つは必ず持っているものらしい。強さは人によって変わるにしても有用なものがあるらしい。

【職業】については、ステータスポイントを振り分けて、【職業スキル】や【ステータス】を取得していくものらしい。ここら辺は俺でも分かる。

初期の職業は、剣士、狩人、魔法使い、聖職者の4つでステータスや戦闘経験によって次の職業が変化していくらしい。ここら辺は、ダンジョンに戻ってから、確認しよう。


ステータスについては、具体的な数字はなかった。


っと、読んでいるうちにあっという間に時間が過ぎていた。

さっさと宿に戻り夜ご飯を食べて床につく。

今日探しきれなかった分は、明日にしよう。













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