第20話

「…。リティ。疲れた顔してるね。」

「まぁな。今は家に帰りたくない。」

俺は全力で帰って行ったが、シリアが先回りしていた。何?アイツ、転移魔法使ったの?

ってぐらいの速さで。

「親と喧嘩した?」

「ストーカーに家に来た。」

「殺したら?」

「殺さない主義なもんなので。あと、殺したら殺される。」

「何それ?バケモン?」

「ある意味な。」

そんな事言っているうちに、俺達は目的地に着いた。

「ここがグールの巣か。」

グールの詳細についてはググれば出るので、

ググって下さい。By作者。

「先制攻撃といくか。ファイルダウン!」

炎が、空から雨となり、降ってくる。

上手く、モンスターにあてる。

「まず、二十体。」

「なら、私も。ウィンド」

ウィルは、風魔法で敵を一点に集める。

「レイン」

敵に水を濡らし、最後の攻撃。

「エルクティクショック」

「上手いな。水魔法からの雷魔法とは。」

「まぁね。」

「んじゃ、帰るか。」

「うん。」


「フレム兄様!お帰りなさいませ!」

「何時から君の兄になったんだ。」

「良いじゃないですか!フレム兄様!」

「何も良くねぇ!てか、何でここにいるんだ!ここはお前ん家じゃねえ!」

「同棲してるじゃないですかー。」

「違ぇよ!帰れ!」


はぁ、今日も疲れた。

「フ レ ム く ー ん ?」

「ひぃ!」

「どういう事なのかなー?」

「セイン!これには深い事情があって!」

「そうそう。私と、フレムお兄様にはとてもとても素敵な出会いが…。」

「うるせぇ!お前修羅場にさせんな!」

「後で、ゆっくり『二人きりで』話そうねー。」

や、やばい殺される。それから俺はセインと話す時間まで、怯えるのであった。

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