第6話 ラッキースケベ

「じゃあ、先にお風呂いただくね」


アイちゃんは脱衣場へ入った。

……しゅるしゅる。


服を脱ぐ音が聞こえる。

すげええっちな音だ……

きっとアイちゃんは、今、裸だ。

あの大きな胸が全部あらわに。

……何を考えているんだ。俺は。


シャワーの音が聞こえる。

有名なギャルモデルのアイちゃんが、俺の風呂に入っている。

健康な男子高校生として、いろいろあらぬ想像してしまう。


「コータ!ごめん!着替え貸してくれない?」


風呂場から声が聞こえる。

女の子に着せてもいい服があるかな?

俺はクローゼットを探す。

昨日洗ったシャツとズボンを取り出した。


「今、持っていくね!」


俺は脱衣場のドアを開けた。


…………俺は息が止まった。

アイちゃんは裸だった。

一糸まとわぬ姿。

お風呂上がりで、ふわりといい匂いがする。


「あ……コータ!ごめん!」


アイちゃんは真っ赤になって、慌てて風呂場に帰った。


「本当にごめん!もう出ていると思わなくて」

「カゴの中に着替え入れておいて」

「ああ。置いておくね……」

「気にしないでね。コータになら、見られてもいいから」

「え?」


俺になら……見られても、いいって?


「何でもない!早く出て!」

「ああ……ごめんごめん」


慌てて俺は風呂から出た。

白くて細くてきれいだった……

有名ギャルモデルの裸の姿が、俺の脳に刻み込めた。

今夜は眠れないぜ。


◇◇◇


「ふう……気持ちよかった」


アイちゃんは風呂から出てきた。

頭にきれいにタオルを巻いている。

濡れた髪から垂れる水滴が、その、すごく色っぽく見える。


「えへへ。彼シャツだあ」


俺のダボダボのシャツを着ている。

クンクン!

アイちゃんがシャツの匂いを嗅いだ。


「ば、バカ!何してんだよ!」

「コータの匂いがする……すごくいい匂い」

「おいおい……」

「ねえ、知ってる?匂いってすごく大事なの。匂いと好きは関係あるんだって。あたしとコータは遺伝子レベルで結ばれているんだね」


ふふふと、アイちゃんは笑った。


「あったかいうちに、コータもお風呂入ってきなよ」

「おう……」


いろいろ急にありすぎて、俺は頭がパンクしそうだ。

風呂でゆっくり、今の状況を整理しよう。


俺は湯船に浸かった。

ふう……気持ちいい。

さっきまで、アイちゃんが同じ湯船に入っていたんだよな。

ヤバイ……またいろいろ想像(妄想)が。


「コータ!背中流すね!」

「え!」



_________________________________________

【★あとがき】


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