一生に一度の結婚式はどうなる・・?
義母ンヌとの戦いを経て、ショックを受けたものの
私はキラキラと輝いている・・・!
どうしてかって。
女にとっての最高の幸せな瞬間が待っているから!!!
それは…それは…
それは!!!!!
そう…!!!
結婚式!!!!!
高校生の時からずっとずっと憧れていたウエディングドレス!
「花嫁は16歳」なんてドラマもあったのよ
だから10代の頃から早く結婚するのが夢だった。そして実際、若い頃から自分は早く結婚するんだ!と意気込んでいたのだけれど。
男運にも、恋愛運にも恵まれなかったトホホな私は、お恥ずかしながら晩婚に。
(いや、恥ずかしくなんてない!今は晩婚の時代よね!)
こうして夢が遠のいていた分、募りに募った想いが…やっと叶うことが嬉しすぎて!
素敵なウエディングにするぞ~と気合が入っていた
どんな結婚式にしよう?
どんなドレスにしよう?
頭の中は最近の流行りのドレスやスタイルで頭がいっぱい
ゼクシィも買ってニヤニヤヘラヘラ。
当時流行っていたウエディングスタイルは、自然の中でするナチュラルなウエディング
夫と色々な結婚式場をまわって
予算とにらめっこしながら、悩みに悩んだ結果
森の中にあるレストランウエディングに決定!
1日1組限定で、貸し切り!そしてたくさんの木々に囲まれながら、森の中でする結婚式…
外でナチュラルにする結婚式なんて理想!
レストランウエディングなんて素敵・・!
有難いことに夫は
「結婚式はゆかりちゃんのしたい場所で、思うようにしていいからね」
と言っていてくれたので、何もかも花嫁がしたいことを叶えられる式に出来る予感がプンプン♪
貸し切りウエディングということで、実際は結構な予算オーバーだったけども…どうしてもココでしたい!
式場の担当の方に相談すると、
「ブーケや飾りつけを自分で手作りしたりして色んな所を節約される方も多いですよ。ここは小物も飾りもほとんどが持ち込み自由だし、ご自分でブーケや飾りつけを用意するとオリジナル感も強くなって、いい思い出になると思います」
とのこと。
素敵素敵!!それはいい案だ!
手作りのブーケや、飾りつけも頑張って準備して、いい式にするぞ~とますます私はキラキラと輝いた!
楽しみすぎる!
結婚式場が決まったことを私たちはそれぞれの両親に報告。
私は両親にレストランの雰囲気や、森の中で行うチャペルの写真を見せながら報告した
「素敵なところね~」
「いいところが見つかってよかったね」
親としては当たり前の反応だろうけど、とにかくすごく喜んでくれた。
夫も同様に写真を見せて両親に報告。
でも、反応は違った
私の両親とは真逆の反応に驚いた。親はどんな時も子の晴れ舞台を喜んでくれるものかと思っていた
ていうか…「見に行きたい」ってどういうこと…?
もしかして、義母ンヌが視察してお眼鏡に叶わなかったら式場を変えなさいとか反対されるとか?
絶対に式場はここがいい。
何があってもここがいい。
義母ンヌの自分勝手な希望により
義母ンヌのためだけに片道1時間以上もかけてレストランへ見学に行くことになった
車でレストランに向かっている途中、ふと思った
「あれ?何、この時間。主役って私じゃないの?」
また、戦いが始まる予感しかなかった
義母ンヌのほほえみ カプチーノ @tomato06
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。義母ンヌのほほえみの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます