僕は酷くアンバランスなロッキンチェアーみたいに役立たずだ。この恋は……。大学生の主人公は恋をする。恋というのは、いつでも成就するものではない。恋のあふれる切なさ、みっともなくても、もがいてしまう苦しさが、良く描かれているショートです。最後の終わり方も、良かったなあ。私は、胸がジン、とするラストでした。恋とは、苦しい。でも、この恋をして、良かった。オススメですよ。ぜひ、ご一読を!
ギフトという題名に込められた作者の思い。物語がその答えです。当たり前と言われればそうなんですが、だからこそ、ここまで書き上げたものはそうそうありません。登場人物、物語、そして作者の真っ直ぐなものが紡ぎ出す作品です。ぜひ読んでいただきたい作品です!
切ない恋の物語。私はきっと雪を見るたびに思い出すんだろうなぁ~。そんな心に残る物語です。人を好きになるのは当然のことで好きっていう気持ちを持ち続けるのは時に切なく苦しいのだ。物語は男の子の目線で進んでいきます。でもね、きっと女の子も同じ気持ちを持ってる。物語の景色を是非見てみてください。そして物語の優しさに触れてみてください。
直球勝負の、甘酸っぱい、すれ違いのおはなしです。主人公は気持ちをためてためて、やっぱりそれは叶わなくて。でも、あらためてわたしはおもいます。ハッピーエンドじゃないって、どういうことなんだろう。それだけの気持ちをもったこと、そのことじたいが、ほんとうに素敵な体験。そんなことがわかる自分のとしにも呆れ返りますが、きっと何十年もたってから、この時間のきらめき、かがやきは、主人公の人生を秘めやかに、うつくしい色で照らし出すんだろうなとおもいます。
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