#31 アタリーの誕生日3

当日の事だった。




チャービルは野球の大会に参加する。


ダラス・カブラスの監督コウ・ユーハンは語る。




4回戦目はあのヒポポタマス・ユーレスが相手だ!


強敵な相手だ、前回の優勝者だからな。これに勝てば、最終決は戦蛇との戦いだ。今年こそ優勝するぞ!




と、メンバーに活を入れる。




試合が始まる。この日の夜にアタリーの誕生日がある。


だが、試合が長引いて夜19時になってしまった。試合の結果は4対3でダラス・カブラスの勝利、最終決戦へと進む事になった。




次の相手はテキサス・スネーク。長年ライバルとなっている相手だ。


日程は1週間後の今日だ。




チャービルは帰ろうとする。ユニフォームは土、泥で汚れている。野球ボーイのようだ。




チャービルは家に帰ると、鍵が開いていた。




あれ?




チャービルは荷物を置き、鍵が開いているのに驚く。




なんであいてんだ?




トイレのほうから女性が現れる。現れたのは、ケリーだ。ケリーはハンカチで手をふきながら出てくる。




あら、帰ってたのね。




ケリーか。




グスマンは?




あいつは帰ったぞ、これから姉ちゃんの誕生日なんだが、誕生日プレゼント忘れたらしい。




あー! なるほどね!




君はなに買ったんだい?




みてのお楽しみよ!




あっそ!




そこにグスマンが来る。部屋のインターフォンが鳴る。




「ぼくだーれだ!」




と、愉快な男がインターフォン越しに声を聞こえる。




「はやくはいれよ!」




と、チャービルは言う。




だれ?




ケリーは言う。




グスマンだよ、はやかったな。




その5分後、グスマンが部屋に入ってくる。




やあ、ケリー、ビル。




ああ、早かったな。




お前は遅いな、まだユニフォームなのか。




ケリーがトイレ入ってたから。これから入るよ、ちょっと待ってて。




そういうと、チャービルはシャワーに入る。




この後アタリーさんの誕生日、行く?




ケリーはグスマンに聞く。




ああ、だから一回に家に戻った。




場所はあの家?




そうオースティンのね。




何時から?




あ~ たしか20時だ。




と、グスマンが言う。




20時ね。19時にはつきたいわね。




そうだな。




すると、チャービルが出てくる。




よしそろそろ出よう。もう13時だ。




飛行機は何時かしら?




16時だ、18時には着く。




そうね。




3人は荷物を持って、空港に向かった。


今日はグスマンの車で空港にむかう。




そして、飛行機でオースティンに。




オースティンの少し外れに家がある。




19時に家に着く。




家に入ると、親と姉がいた。




やあ姉ちゃん! 誕生日おめでとう!




そうチャービルは言う。




そして20時から誕生日会が始まり、けーきの途中、プレゼントを渡す。




チャービルはマグカップ、グスマンは、ハリボー ラクリッツ シュネッケンを渡した。




と、そこにケリーも同じく、ハリボー ラクリッツ シュネッケンを渡す。




え! 同じものなの!?




と、ケリーが言う。




君が言っていたのはこれだったのか!?




と、チャービルが言う。




それを渡されたアタリーは怒るところか、笑っていた。




チャービルたちも「 良かった」と思っていた。少し焦っていた。




それどころか、アタリーはこの、ハリボー ラクリッツ シュネッケンが気に入って、その場で食べていた。すると、笑いながら不味そうに食べていた。アタリーは、変なものがすきだ。それを見たチャービルはこう言う「ハダカデバネズミみたいだ」完全な悪口だ。


だがアタリーはハリボー ラクリッツ シュネッケンを喜んでいた。楽しい誕生日会だ。


ただ、チャービルがあげたマグカップはそんなだった、むしろ、ハリボー ラクリッツ シュネッケンのほうが喜んでいた。




ケリーとグスマンは表情を緩めた。ホッとしていた。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る