♯8 待ち合わせ

昼頃、チャービルは講演会に向けて本を決めていた。


チャービルはパソコンを構っている。


そこにグスマンが部屋にやってくる。


やあ、ビル。


ああ、グスマンか。どした?


実は昨日から寝れてない。


なんで?


最近好きになった人がいる。その子を考えるとムラムラしちゃって!!


と、そこにケリーがやってくる。


どうしたの? 大声で。


グスマンがムラムラして、寝れないんだって。


はあ?


その言い方は語弊がある。好きな子できて、その子をを考えるとムラムラして、寝れないんだ。


さっきと一緒じゃん。


ちがう!


その子は誰なの?


と、ケリーが聞く。


この前、映画館に行っただろ? パラパラ映画館に。


あーあれね。


その売店で接客した女の子にそこのスーパーで会ったんだ。


あの変人に?


と、チャービルが言う。


そう。それで、少し話したんだ。そしたら好きに…… 。


お前は変わったやつだな、そんな人を好きになるなんて。しかも、喧嘩の種だ。


それがグスマンだ。


そうだな。グスマン、朝の少女届いてるぞ。


ありがとう。


ねえ、つぎの講演会の本決まった?


と、ケリーが聞く。


いやまだだ、2つ程で迷ってる。バーナード・マラマッドのナチュラルとリング・ラードナーのアリバイ・アイクだ。


いつも2つまで絞って迷ってるよね。


まあね。


でも多分ナチュラルになる。


なんで?


なんでって、最近野球ばかりしてるから。


なるほどね。


そうだ、明日試合だからな、遅れるなよ2人とも。


そうだ! あの人とセッティングしてくれた?


と、ケリーが言う。


したよ! ディモも君に会いたいそうだ。あいつも変わったヤツだからな。君はわかるよね? グスマン。


たしかに、変わったヤツだ。


まあお前ほどじゃないけどな。


俺に勝てるやつはいない。


そうだな。


講演会っていつだっけ?


と、ケリーが聞く。


明後日だ。


明後日か。それ私も行っていい?


なんで?


久しぶりにあなたのショーを聞きたくなった。


あっそ。お前は来るか? グスマン。


行くに決まってる。ついでにあの子に会いに行く約束してある。


そうなの? それって俺が終わってから?


いや、君がやってる間だ。大丈夫、終わったらバーで待ってるから。


なら、明後日は18時にバーな。


わかった。


明日は、昼14時だから忘れるなよ。チケットは明日渡すから。スタジアムで、先にディモと待ち合わせだ。

その時、ディモから俺らのチケット貰って入るから。

まあおれは先に貰ってるけど、2人のは明日だ。


わかった、ディモにね。


楽しみね! ありがとう! ビル!


と、ケリーがチャービルにお礼を言う。


ああ、いいって。


ねえ待ち合わせはここかしら?


いや、アーリントン駅でいいんじゃないか? まあグスマンはここに来るから、一緒に行くと思うけど。


なら私もここに来る。


なら待ち合わせはここだな。


それにビーニーズ行くでしょ?


いくよ。


なら待ち合わせはここね。明日が楽しみね!!


と、ケリーは笑顔だ。いまから楽しみで仕方ないしっぽ振った犬のようだった。


明日の待ち合わせはこのチャービルの部屋になった、そこからビーニーズよって、アーリントンのスタジアムに移動することにした。




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