うぇ?転生した事に気付いて一年経ったってマ?

「よっしゃあ、兄さん捕まえt「誰が捕まるかぁぁあ」

ちょっちょっと兄さん、捕まりたくないからって身体強化はずるじゃん。」

「そうだぞ~ジゼル。身体強化魔法は無しってルールだから、違反したお前の負けだ。」

「っちぇ、一瞬ならバレないと思ったんだけどなぁ。」

「あんなに声出してたら誰でも分かりますよ。」

「あ?声出さなければバレなかったって事か?なら声を出さないように注意すれば・・・うししししし。」

「そんな風な事言ってたらやるって言ってるようなもんでしょ。警戒させてどうするんですか。」

「あっやべ、やっちまったぁ。」

「ハハハ、ジゼルらしいな。俺はお前のそういうところ好きだぞ。」

「兄ちゃん、好きだなんて照れるぜぇ・・・・って、バカにしてんじゃねぇよ。」

「ハハ、よく分かったなぁ。」

「バカにするなぁ!。」

「でも一瞬怪しかったですよ。騙せそうでした。」

「ミネルゥ、お前までも俺をバカにするのか。

よーしお前ら、今から捕まえて、どっちが上なのか分からせてやる。」

「頭の良さと、鬼ごっこの強さは別な気がぁ・・・・。」

「うるせぇ、とっ捕まえてやるぅ。」

「うぇ、兄さん今絶対身体強化魔法使いましたよねぇ?

ルクス兄上も見てたでしょ?って居ないじゃん。もう逃げてるしぃ。」

「ミネルゥ、捕まe「うおぉ、捕まえられるかぁ」待てこらミネルゥ」




転生したことに気付いてから早一年。

時が過ぎるのは早いもので、一年など、あっという間に経ってしまっていた。

刻一刻と、乙女ゲー開始の時間が近ずいている中、

俺は来るべき乙女ゲーに何の準備も・・・・・・出来ていなかった。

嫌だってね、俺だってね、いろいろと準備しようとしたさぁ。

でもね、兄姉達が遊ぼ遊ぼって言ってきたら断りにくいわけでぇ、

え?なんだって?んなもん断れば良いじゃんって?

子供が、目を潤ませながら、「遊ぼ?ね?」って聞いてくるんだぜ?

断れるかそんなもん。

まあ、それでも母上との勉強のおかげで、この世界の常識や、礼儀作法を理解する事が出来ているから最低限という事で、、、って、また一人語りしてたな。

こんな所誰かに見られたらやばい奴になってしまう。早く直さなくては。


それにしても、この一年色んな事が起きたなぁ。ついでに纏めとくか

①俺に異母妹が生まれる(トート・アイビー・パキラ)

②隣国の同盟国で戦争が始まる

③俺の母上(トート・アイビー・シャルル)が妊娠

④魔法訓練が始まる

⑤国境で隣国のテヒス海王国とトート公爵家の少し大きめの小競り合いに勝利し、

 領土が少し広がる

こんな所か、、、結構いろんな事あったなぁ・・・


俺、この一年何してたんだろう

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