四言目 本の魔法

 こんにちは、こたこゆです。今日は始業式で学校が早く終わったのでご機嫌です。しかも、明日は入学式でお休み……いや、自宅学習なんで、もう最高ですね。駅でななチキとおにぎり食べてました。


 唐突ですが、本って魔法の道具がひみつ道具みたいじゃないですか?そんなことを、自分は時々思います。


 本を読めば、何にだって、誰にだってなれるんです!

 ピアノは弾けないけれど、練習して弾けるようになりたいわけでもないけれど。それでも、ピアニストが出てくる本を読めば、ピアノを“弾く”ことができるんですから。

 運動が苦手でも、本の中でなら早く走れますし、木から木へ飛び移ることだってできます。

 そんな本の中が、自分は好きなんです。


 気づいたのは最近なんですけどね。


 今まで『何で本が好きなの?』と言われても分からなかったんです。ただ、読んでて入り込むような感覚が面白くて好きなだけ、としか言いようがなくて、少し困りました。けど、その答えは多分これですね。


 ——自分がやらなくても、本の中で色んなことができて、非現実的なことも可能だから。登場人物に、乗り移るように“なれる”から。


 怠惰なのかな、とも言えますけど、まあそれが自分ということで。


 ただ欠点としては、本だけで満足できてしまうことですよね。

 今日クラス替えがあって、周りも知らない子が八割だったんですけど、本読んでるとどうでも良く感じちゃうんです。だって、本の中にいれば、外の人にわざわざ話す必要性がないですから。


 知ること、と、出来る、と、やったことがある、はどれも全く違います。だから、自分でやることも大事にしないとですね。



 遂に高校2年生が始まってしまいました。後輩が入ってくると思うと、気持ちがだいぶ沈みます。いつまでも庇護下で最下層みたいなところにいたいですが、まぁそれも無理ということで。


 取り敢えず、最後の春休みを楽しんでから友達づくりを頑張ります。


 そして、悲しいことに教室に今読んでる本を忘れてきました……自分で自分に呆れます。本当に。三連休中に読み終えたかったんですが、ないものは読み終われませんね。


 それでは、またいつか

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