リスペクト アクセプト


 Respect Acceptの回です、こんにちは。

 尊敬する、受け入れる、ですね。

 これは、私個人の信条のお話です。誰かや何かを批判する目的ではないこと、ご了承くださいね。


 


 ◇ ◇ ◇



 

 私がWEB小説を小説家になろう、アルファポリス、カクヨムに公開し始めて、10か月になりました。まだまだひよっこです。

 宣伝目的でTwitterを始めたのも、同時期です。

 たくさんの方々と繋がることができました。心から感謝いたします。


 その短い期間で、良いことも、悪いことも、多少は目にしてきました。

 いつも思うことは「他者を尊敬する」ということについてです。

 

 世の中には残酷なことも、善いことも、たくさんあります。でもどうしても目につくのは、残酷な方ですね。

 

 仕事も、家族も、友人も、恋も。

 人間は多少なりとも、何かと繋がっていないと生きていられません。

 俺引きこもりだから違うぜえ! という貴方も、これを目にするということは、こうして私と繋がっています。こんにちは!


 けれど、前提条件を忘れがち。

 

 相手のことを、尊敬するということ。


 何も「すごいから」「優れているから」「美人だから」「イケメンだから」ということではないです。

 相手と会話をする。触れる。すれ違う。なんでもいいけれど、『心を持つとして、その存在を認めること』だと私は思っています。


 お前はクソだ。

 お前が書いているものはゴミだ。

 無価値だ。

 

 ほら、書くのも言うのも、一瞬です。でもその一瞬で、受け止めた方は、壊れる。

 

 私は想像するのです。

 その人がどうやって生きてきたのか。

 その作品を生み出すまでに起こった、葛藤やジレンマ、苦労、喜び。

 すべては、一瞬で創られたものでしょうか?

 あなたに、あなたなりの時間、おおげさにいえば、歴史はありませんか?


 どうして他人が、あなたと同様に苦しみや喜びをと思えるのでしょうか。


 表面は笑って、順調に生きているように見えます。

 だってそう見えるように努力していますもん。ささやかなプライドです。

 鳥が水中で、必死に水をかいているように。すいすい人生を泳いで見せるのです。

 

 何も反対意見をするな、ということではないです。

 議論というのは、お互いを尊敬するからこそ成り立つと言いたいのです。

 議論の先にあるのは、「お互いを高め合うという目的」じゃないのですか?

 こき下ろす、自身の考えを押し通す、相手をやりこめる、挫折させる、のは議論じゃなくて。攻撃です。お互いが攻撃し合う。それはです。

 

 勘違いしないでください。みんな仲良く! と言いたいわけではないです。絶対無理だから。

 

 当然嫌いなもの、相容れないもの、生理的に受け付けないもの、たくさんあります。

 ただ私は、関わりたくない、目にしたくないと思ったものに対して、何も言わないし接しないというだけ。

 だって、面と向かって拒絶されたら、悲しいでしょう?

 それを創るというからには、何らかの目的があるんです。需要もあるし、生きる糧だし、それが面白いと信じてやっているはずです。

 もちろん、それを大義として他人を不快にさせる作品を正当化するのは、間違えています。受け取り手の尊厳も当然尊重すべきですから。

 

 構って欲しいからと攻撃する人がいますね。攻撃とまではいかないけど、ちくっと傷つけることを言ってみる人も。

 それらに対して、両手を広げて優しく包み込んでくれる人は、ガ●ジーだけです。

 相手の心に傷跡を残すことで、自分の存在を刻み付けたいというのなら――残念ですが、あなたは病んでいますよ。

 

 反撃は、構っているんじゃないんです。あなたを嫌っているんです。

 嫌われたい? 無視よりマシ? そんなことないですよ。

 嫌悪の中心にいるあなた自身は、とてつもなく醜い。

 どうか、自分を大事にしてください。

 

 

 一方で、世の中には、笑顔で「お前のためだ」と近寄ってくる人間もいます。

 そこにリスペクトがあるかどうかを、ご自身で判断してください。

 あ、この人は私の意見を聞いてくれる、体調を気遣ってくれる、であれば本当にそう思ってくれているかもしれません。

「倒れるまでやれ!」「休むな!」「俺の言うことを聞いておけばいいんだ」「失敗はお前のせいだけどな」

 であれば、あなた自身へのリスペクトはありませんよね。


 

 私でいうと、昨今のラブコメ(特に性描写があるやつ)は生理的に無理です。女性をご都合人形化しすぎている部分と、『男性が描く女性の思考回路と、私という現実のギャップ』が、激しすぎるっていうのが正しいでしょうか。読みながら「いやいや、いやいや(失笑)」てなるので、没入できないんです、ごめんなさい。

 でも私は作品自体否定しないです。需要はあるし、夢ですもんね。

 私の周辺の美人・かわいい子たちが、全員とんでもない腹黒性悪物件だらけなので、夢っていいよね! って本気で思います。

 かわいくてピュアで、けなげでエロい。しかも巨乳。最高ですよね(いねえよ。見たことねえよ。あ、失敬)。

 

 なので、自ら進んでは読みませんが、目に入ったからと言って「アンナノダサク!」なんて噛みつきません。

 中にはおもしろい作品もたくさんあるでしょう。カクヨムなんかは、エ●が主体なの? みたいなのが目につきますけど、それだけ需要があるんだなあと思っています。書き手があえて狙って書いているでしょうしね。中高生男子が、現実に打ちのめされないといいなあ……(なまぬるい目)



 つまりは、些細な日常を、おろそかにしないで生きていきたいな、という心構えだけです。

 人生ってドラマティックだと思いますか?

 私は、小さなことの積み重ねだと思います。

 昨日は仕事辛かった。今日普通かな、明日は楽しいといいな。

 あ、新作のコンビニスイーツおいしかったな。幸せ~。

 今日、新刊出るじゃん! やった!


 あなたの日常を守るためにも。

 あなた自身を尊重して、生きて行って欲しいな。

 そしてあなたと異なる何かだって、愛されたいんだ。そういう気持ちだけ、知っておいてね。


 そしたらきっと、誰かに愛されるよ。



 

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 お読みくださり、ありがとうございました。

 仕事にしろ、創作にしろ、権利の主張をするわりに相手の権利は認めない人が目につくなあ、と思いました。


 受け止めて欲しいならまず、自分から受け止めてみたらどうでしょうか。


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