第5話 部長

「んー誰だーー」


「うわっ!!!」

急に背後から知らない女の人が出てからたのだ。びっくりしない人はいないだろこんなん!!


「あっぶちょーじゃないですか☆紹介しましょう。こちら新しく入ってき...ぐはあっ!!!」


その時蒼太郎先輩の腹に1つの拳がヒットした。うわあ、痛そう......


「新しく入る人?そんな奴いらん!!!お前....前も言っただろ?ここはな....


実力主義なんだよ!!!!!!!


みんなでワイワイ楽しくサークル活動!じゃないんだよ!!」


....え、ええええええええええええ...

勝手に入るって言われてその上断られたんですけど!?


「まあそう言わずに!実力主義なのは分かってますよもちろん。実力があったらいいんでしょう?」


一気に俺に視線が集まった。まるで「やれ」と言わんばかりに。


「お前名前は。」


「あ、僕は蒼太郎でs..ゴメンなさい」


「凪谷緑です。」


「緑か...私と手合わせしよう。それで勝ったら、入ることを認める。」


びゅうっとなにか風が吹いた気がした。

なんだろう...ここに入りたいと思った。

俺の好きなゲームをできるサークル。

ここに入りたい。ついさっきまで鬱陶しくてたまらなかったのに。


「どうする?緑。」

部長はかすかににやけている。


「よろしくお願いします。」


「はいどーぞ☆」

ぽんっと俺の手に緑のコントローラーが渡された。


そうだ....蒼太郎先輩は俺がゲームが好きで、この話に乗ることを最初方からわかって....?

........あのヘラヘラした先輩に限ってそんな事ないか。

と思いながら、コントローラーを構えた。



「やっぱり君はそうだよね。緑くん☆」


何かが聞こえた気がした。



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