第4話 ここが.....

「あ、俺の名前、水田蒼太郎」


「今更かよ!!!」


渋々ついって行った俺。きずくと蒼太郎先輩は、男子トイレの前で止まっていた。


「....え、トイレすか?」


「こっからの道、ちゃんと覚えときなよ。」


「え、は??道??」


「んじゃ、ついてきて〜☆」


そう言ってチャラ男は男子トイレ入口の横にある、資材置き場倉庫に入っていった。こいつマジで大丈夫か???ズカズカ進んでいく。


「えっ!ちょっ!!待ってくださいよ!!」


俺は見失わないように急いで倉庫の中に入った。


「ごほっ...ヘックション!!!!ちょ先輩!!俺アレルギーなんだって!!!」


「為せば成るなさねばならる何事も。」


急なドヤ顔で謎なことを口にする先輩。


苦しみ紛れについて行った先にはたくさんのダンボールがつんであり、その横によく見えないが扉があった。


「こっちよーー☆」


「うわっ、こんなとこにドアあったんだ..」


「どうぞーーいらっしゃーい☆」


ガチャっと扉を開く先輩。


「わ、、、」


思わず声が漏れた。さっきまでの汚い倉庫とは裏腹に、パソコンや見た事のあるゲーム機が並ぶ部屋に着いた。


「おっ、いい反応だねぇ。適当に座っててよ」


「あ、ハイ」


俺はそこにあった赤いソファに座った。フカフカなんだけど。


その時、ソファに感動している俺の後ろの方から音が聞こえた。


にゅっと誰かが出てきた!!


「んーー誰だーー」


「うわっっっっっ!!!」


突然後ろの方から知らない女の人が!!びっくりして声を上げた。

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