第46話 全面対決
第7艦隊への核魚雷攻撃は米中全面対決の号砲だった。しかし、第7艦隊の被害は甚大だった。ミサイル巡洋艦シャイローは大破、ミサイル駆逐艦ハワードとミリアスは沈没した。空母ロナルド・レーガンは電気系統が故障した。その他多数の巡洋艦、駆逐艦に被害があった。
第7艦隊潜水艦部隊と連携して行動を開始していたグアム海軍基地の第15潜水隊のロサンゼルス級原子力潜水艦キーウェストとオクラホマシティが南シナ海を航行中の中国人民解放軍の空母機動部隊に最初の鉄槌を下した。両艦から同時に発射された24発のトマホーク巡航ミサイルが空母遼寧と山東、駆逐艦青島、深圳、広州、西安、昆明に襲いかかった。
沖縄嘉手納基地に駐留する米第5空軍第18航空団所属のF15C /D戦闘機12機は長距離対艦ミサイル(LRASM)をスタンドオフで発射した。この巡航ミサイルの射程は800kmもあり、敵の対空レーダーの電波に誘導される。
海中と空中からの巡航ミサイルによる飽和攻撃の威力は凄まじかった。巡航ミサイル2発の直撃を受けた遼寧は沈没、山東は大火災を起こし航行不能に陥った。駆逐艦青島は船体が真っ二つになって轟沈、西安は火薬庫に引火して大爆発した。中国人民解放軍の空母機動部隊は一瞬にして壊滅的な被害を受けた。
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