リスト・オブ・100ブックス(感想②)

 『19世紀の異端科学者はかく語る』電子書籍化にともない、カクヨム版は序文を残して削除しました。規約の関係でURL載せませんが、書籍版タイトルは『十九世紀の異端科学者はかく語る: ダーウィンの愛弟子ラボックの思想と哲学 -The Pleasures of Life-』です。


 電子書籍版を出したからといって、小説投稿サイトを軽んじるつもりはまったくなく、棲み分けしつつ執筆活動を展開したいと考えています。


 そこで、ここから先は、翻訳文を引用しながら訳者主観で「感想と解説」を投稿しようかと。


「翻訳者だって、ひとりの読者として感想書きたい!」


 そんな主旨で、好き勝手に語ります。


(※引用文は改稿前のもので、書籍版とは異なる場合があります)





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リスト・オブ・100ブックス(感想②)

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 ラボックの『リスト・オブ・100ブックス』からもうひとつ。

 タイトルがめっちゃ気になったやつ!




> チャールズ・キングスリー『ウェストワード・ホー!』(Kingsley's Westward Ho!)




 タイトルが斬新すぎる。19世紀イギリス人作家のセンスはどうなってるんだ!


 内容が気になって(意味がわからないし!)、タイトルを検索してみると「小説を元にした地名がある」ことがわかったものの、肝心の小説の情報は見つかりませんでした。


 英語タイトルで再度検索したところ、どうやら歴史小説らしい。

 このタイトルで歴史小説?!?!?!?!


 ますます内容が気になり、英語版Wikipediaの『Westward Ho! (novel)』のあらすじを引用して翻訳しました。こんな感じの小説だそうです。




> エリザベス朝時代の私掠船エイミアス・プレストン(小説ではエイミアス・リー)がフランシス・ドレイク、ウォルター・ローリーらと共に新世界へ出航し、プレストン・ソマーズ遠征隊とローリーのエルドラド遠征隊がスペイン人と争った経験をもとにした小説。


> エリザベス1世の時代、北デヴォンのビデフォードを舞台に、手に負えない子供だったエイミアス・リーが、フランシス・ドレイクに従って海に出ていく冒険を描いている。エイミアスは地元の美女ローズ・サルタンを愛していたが、他のほとんどすべての人と同じように、小説の大部分はスペイン人によるローズの誘拐に関係している。


> エイミアスはカリブ海のベネズエラで金鉱を求めて過ごし、やがてスペイン艦隊が迫ったイギリスに戻り、その過程で美しいインドの乙女アヤカノーラと出会い、真実の愛を見つけるが——




 なるほど! 歴史小説と言っても大河ドラマ系ではなく、歴史をモチーフにした海洋冒険活劇っぽいですね。普通におもしろそうです。

 何より、タイトルにインパクトありすぎだし、作者はセンスありすぎ。

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