第4話 このタイミングでフォロワーさんは増えるのか

 おはようございます。ティート・チェーザレ……もうみなさん覚えて頂きましたよね。


 さて、今回は参加のタイミングです。

 過去作にしろ新作にしろ、参加のタイミングはいつがいいのでしょう?


 これも自明ですよ。ほらだって、お祭り始まってすぐに参加した方が、みなさんついてきやすいじゃないですか。

 山車は出発してしまったら追いつくのが大変ですから。


 でも、僕、周りを見てみたんですね。ええ、ビー玉の目ですから、よくよく反射するのでよく見えます。

 新作として出すのの方が、途中参加でもフォロワーさんはつくんです。


 ね、わかります? 皆さん、賞味期限とか製造日を見ますよね? 新鮮なものなら買いますよね。僕だってもぎたてりんごが好きです。


 新作でも途中参加だと通知がいくでしょう。

 ここでも蜜柑桜、間違えました。

 既存作というだけで不利なのに、参加タイミングまで途中から。


 さらに不利にしてしまったのです。

 途中から、ですと、もう皆さん、読む作品でいっぱいですから。

 なるべく早めに出した方がよかったのに。

 ただね、僕があーあ、と眺めていたんですが、読まれる戦略とか、そういうの無しで参加したかったみたいです。読書はそうじゃないって。身の程知らずというか。なんというか。


 でも僕はこうも思うんですね。

 単なる理想で、高望みでもいいです。それでもいいものは、新しいから飛びつくわけじゃなくて、良いものだから手に取るでしょ?


 そして戦略とかなしで、忖度なしでページをめくって、いいって言って頂きたいなあって。そういう作品を少しでも書けているって思えたら、嬉しいなあって。

 これ、己の態度を知れ、というのと背中合わせですけれどね。


 新旧に囚われない作品をこのみかんさくらも書きたいっていうのは分かるんです。


 だから有難いことに、新しい読み手さんがいらして、「面白い」「激推し」って言ってくださって、救われてますって。

 ありがとうございます。ごめんなさい、僕はクマでもぬいぐるみで三頭身なので、うまく最上礼のお辞儀できないんですが。


 コンテストを戦略的に乗り越えるなら、タイミング大事ですよってことです。

 でも戦略とかなしで、純粋に面白いからという理由で読んでもらえる作品にしたいってことです。



 まあそんなことを言いますが、本音は読んで欲しいっていうのは変わりません。エッセイ書きではなくて、小説書き志望ですから。


 この体験記を手に取ってくださった皆さん、体験記で繋がりましたご縁です。


 でも体験記ここだけ辿っていただく、というのも、ご案内した僕としては、ちょっぴり寂しいです。


 試しに最初のページの秋の風景、二、三ページの街の風景、ご覧になってみてくださいな。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054889868322

 流行りモノの軽い世界とは違いますけれど、生きた世界を作りたいなって思います。


 お客さんが増えれば、僕も皆さんと旅に出られますから。つあーこんだくまーです。

 ふああ、そろそろ起きないと。お仕事の時間です。

 え? 

 クマだって仕事しますよ。ええ、動かなくてもぬいぐるみだから動けないんじゃありません。頭脳労働してるんです。ええ、美冬ちゃんに突然、ぎゅむーとやられる危険……おおっと、愛情を引き受ける使命もありますし。


 ではまた。

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