概要
私の好きな人は、ぶりっ子と呼ばれている
女の子が女の子をエッチな目で見て、妬んで嫉んで僻みまくる話です。
嫉妬する対象を見下してみたり、近しい人間や物に自己投影してみたり……。
自身の歪みには自分では気づきにくいものだよね、というお話……。
倫理的に色々とアウトなので苦手な人は気をつけてください。
嫉妬する対象を見下してみたり、近しい人間や物に自己投影してみたり……。
自身の歪みには自分では気づきにくいものだよね、というお話……。
倫理的に色々とアウトなので苦手な人は気をつけてください。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!甘やかな毒を飲みなさい。これぞ「小説」といっていい快作。
蛾を見たら、きっと誰もが思い出す。
この作品に含まれた、甘やかな毒の味と、唾液が混じった歯磨き粉の粘性と爽快さの混じったフレーバーを。
本作を一言で言うなら、毒の入った溶けたチョコレート。
そう。まるで、毒の入った溶けたチョコレートを飲んだようだった。
人間観察と現代ドラマの申し子とでもいうべき釣舟草さんが書かれた本作は、非常な毒性と官能を含んだ百合作品である。さすがというべきか、今回も凄まじく面白い。学校のカースト制度や女子たちのえげつない関係性にも触れつつ、人がいかに自分にとって都合のよい解釈をして生きているのかという皮肉が、ここには豪快なタッチで描かれた油絵のご…続きを読む - ★★★ Excellent!!!毒百合、そして他にない独百合
何とも残酷な、毒のある真実「も」描き出す描写。
人の揶揄いの目や、主人公やヒロインの「イタさ」のようなものまで描きこんでいる分、ごまかしが無く。その中で感じられる情念というか複雑な感情は、毒百合でありながら「これぞ、百合」と言っていいのではないでしょうか。
ラブラブなだけではない、恋愛だけではない、ピュアなだけではない、執着のようなものが描かれた、なんともいえない魅力のある作品です。
憎しみであっても女性が二人いれば百合に含む、という話があります。「ただの憎しみ」を百合に入れることには私は躊躇しますが、この作品は、負の感情も含めたうえで相手への執着を繊細に描いた、「完全なる百合」です。
選ぶ…続きを読む