なにかが少しずつ変わり始めていく

亡くなった父親から莫大な遺産を受け継いた主人公、青山順。
彼は、父親の跡は継がず、平凡な人生を望み一般企業のサラリーマンになっていた。
会社の給料の他に父親から受け継いだ不動産からの毎月の利益で年収は4000万円ほど。
それでもとくに派手な生活はせず、日常の娯楽に満足していた。
青山の会社には、青山を想う同僚が二人いた。
一人は営業部の二条紗英。そしてもうひとりは、先輩の江島熊八だった。
彼の会社の同僚、江島熊八は青山のことを忘れようと、
マッチングアプリで知り合った女性と遊ぶ。
しかしこの女性が既婚者であったことを後から知るのだった。
江島は既婚女性と別れようとするが、女はストーカーに豹変。
ストーカーから逃れるために、江島は、青山の家に転がり込んでくることになる。
江島は青山の住む家をみ…続きを読む