50 魔女の莞爾 舞台で踊れ

○佐呑島_旧TD2P佐呑支部跡


 出自不明の武力集団に突如として襲われ、混迷の中で無情な惨状と化してしまった佐呑島。

 

 世間においてこの事件には様々な組織の思惑が関与した末の衝突だと示唆されているが、当時の事件に関与した多くの者の死を受けたこともあり、根底にある背景に関しては未だに闇に包まれている部分が多い。


 しかし、現に夢想世界で襲撃を行った主犯格としてクラウンという別解犯罪者の大物の存在が確認されているため、あらゆる角度からの知的要求はこのクラウンに向いた。クラウンさえ完璧に押さえることができれば、これまで関与していた裏社会の犯罪構造も含めた諸々の情報は世間からの日の目を浴びる。ついでに彼が指揮している裏社会の犯罪組織による世界的被害も抜本的に解決できるというのだから、なおさらクラウンという悪の象徴の世界中から敵意が収束する形となった。



「クレプスリーも可哀そうに。低能のぼんくらは自分が見える範囲の分かり易い象徴に、糞しょうもない自分の想いってやつを被せてくる。中身のない正義の味方を都合よく祀り上げて、中身のない諸悪の根源を都合よく排除しようとする。そんな子供の使いのような操り人形の戯曲にどうしてか誰も彼もが熱中する。……なんでだろうね」


 血溜まりの中に両膝を埋め、鯵ヶ沢露樹は祈るように両手で眼下の鮮血を掬いあげる。掌に張った血の膜には自分の姿は反射すなかったが、不思議と全身を血で濡らす自分の姿が頭の中ですっとイメージできた。

 

「感情を持つ人間が社会性という凶暴な素養を持ってしまったが故の悲劇とも言えるね」


 昏く湿った廃墟に横臥する生暖かい死体を踏みつけながら、クラウンは先進の対人装備で全身を護った佐呑警備隊の生き残りの元にのそのそと詰め寄り、息も絶え絶えな隊員たちの口に拳銃を突っ込んでそのまま脳みそを吹き飛ばす。

 一般人の立ち入りが国際条約で禁止されている佐呑島には常駐戦力としてTD2Pの保有する実戦部隊が警備の為に配置されているが、侵入経路不明のまま姿を現したクラウンと鯵ヶ沢露樹、そしてTD2Pから離反してニーズランド勢力に加わったとされる白英淑の襲撃を受け、早々に警備部隊は瓦解する形となった。


「悲劇…?」


「感情が集まればそこに人々の意識が収束することによるもんなんだよね。その意識が底意にしろ、真意にしろ、寓意にしろ、介意にしろ、最終的に生み出される脚本は喜劇ではなく悲劇だ。 

 露樹ちゃんの言う通り、人間は象徴的な存在に対して壮大で糞しょうもないシナリオを押し付けてくる。でも、配役を与えられたからといって、自分の運命を選択する権利がないわけじゃないんだよ」


「自由に生きて良いってこと?」


 クラウンはしきりに辺りを見回しながら、死体の山を越えていく。


「与えられた自由と獲得した自由ではその本質が全然違うんだよねー。俺らのような存在にはもう真の自由を獲得することはできない。それらしく振舞うことはできるけどね……。

 じゃあ、前者における与えられた自由は何なのかって言うと、それはなんだよ。与えられたステージの上で盛大なアドリブをかましてやってさ、脚本家の貌が真っ赤になるくらい大暴れしてやるのが俺らに与えられた数少ない自由ってわけ」


「でもそれって、結局は糸に繋がれたまま踊ってるのと変わらないと思うよ」

 露樹が言葉と同時に死体に唾を吐く。


「要するに報われるかどうかが問題なわけ。役を与えられても自分の色が出せないままに死んでいく哀れな人間にはなりたくないだろう?自分の中で納得できるまで頭の中にある音楽を体全身を使って表現してやればいい」

 クラウンが小気味良くリズムを体で刻んでいると、彼らの前方の廃墟の奥から激しい銃声とマズルフラッシュが届いてきた。度々混じる絶叫も聞こえなくなれば、白英淑が月明かりの通った血みどろの階段を上がってきた。英淑の手には彼女のトレードマークとも言えるアジア系の片手剣が握られており、人の油で汚れた刀身は彼女の全身と同じくらい血に塗れていた。


「それで曲芸師か」


「…こう見えても俺って結構日本長くてねー。俺が最初に活動を始めた頃の名前が曲芸師ってだけの話だわ。周囲が俺という人間を認知するほどにクラウンっていう後付けの呼称が広がっていっただけの話。俺をクラウンと呼ぶ奴はいても、道化師と呼ぶ奴は見たことがないね。ま、人気者にもいろいろあるわけ」

「お前からは最初から最後まで抑圧されてきた人間に特徴的な声音の雰囲気が感じられない。自由の本質がなんであれ、少なくともお前はずっと自分の中にある自由に納得してきたんだろうな」


「まぁ、君は抑圧されてきた側だろうけどさ。とはいえ、俺が見てきた快楽殺人鬼の類でもないし、よくもまぁこんな手際良く人が殺せるもんだとは思うわ。夢想世界で人を殺す奴は山ほどいるけど、現実世界で刃を他人に向けられる奴は少数だよ」


「そーいえば、その人監獄塔で私にめっちゃ殺意向けてきた気がする…」

「自分の中で納得できればお前たちだって別にこの場で斬り棄てても良い。……人を斬り殺すのに現実も夢も大差ないさ。結局は自分の身体を動かすだけの動機や衝動があるのかどうかというだけの話」


「なら、私を斬り殺せば多分人類にとってすごーくプラスになりますよ。実際にこれから人類滅ぼしにかかるわけだし」


「人類ね。クラウンもそれが望みなのか?」

 英淑は自身の服の裾で剣を拭く。


「別に俺は人類全体をぶっ殺したいっていう巨悪的思想はないよ。そこはほら、露樹ちゃん悪魔だし」

「えー。人類滅ぼすの良くないですか」

「ま、否定はしないよ。スタンスとしては現実世界がどうなったって知ったこっちゃない、みたいなもん。

 俺は昏山羊の望みを叶えてやるための王国を作った。ニーズランドさえ健在であるなら、もう俺はそれだけで報われてる」


 

「そのニーズランドだが、さっそく第一圏が陥落してしまっているじゃないか」


 クラウンは目を丸くして笑んだ。

「あー。うん。そうね。ま、俺がワイアットに姿出して戦ってくれと頼んだわけなんだけども、そんなことしたら当たり前のように討伐されるよね。うん。でも、敗北ってのはあくまでも自分の責任だから仕方がなかったとも言える」


「薄情な人ですねー」

「ぶっちゃけニーズランドの圏域は別のソースで成り立っている混成組成の冠域だからね、統治する王の固有冠域がテーマパークとしてのアイデンティティを演出するのは間違いないけど、必要なのは空間のストックを可能とするだけの強力な楔の存在なわけ」


「では、統治する王が何者であるかは問わないわけだな。お前にとっては友と呼ぶ悪魔の僕の王たちが屠られていっても気に留めるほどのものではないと…」


「それは言い方が悪いよ。ワイアットは様子見の一回戦を担当させるにはすっげぇ丁度良いくらいの強さだからさー。それに別の目的だってあったんだよ。彼を倒すためにTD2Pのアホカスイキリグラサンが隠し持ってた佐呑の獏を使わせることができたわけだし。

 お陰で佐呑の夢想空間に飛散して点在していた獏の神経網の共振を捉えることが出来た。そんでもって露樹ちゃん個人の中にある封印された夢想世界の魂とこっちをうまく相互干渉させることができれば、あの滅茶苦茶な夢想空間の中から君の意識体を抽出することも出来なくはないってわけよ」


「んー。……無理っぽいですけどねぇ。なんとなく、この辺の座標に固定された夢想世界のどっかに自分の魂みたいなのがある気がするんだけど。……どうにも粗いモザイクがかかってるみたいで判然としないかなぁ」

「うぅむ。佐呑の夢想空間が先日のVeakの潜航によるビックバンで完全に崩壊したとはいえ、それでもなお封印が解かれないとは……流石にあの木乃伊野郎も究極反転するまでしただけのことはあるね」


 そこで英淑は剣を持つ手を少し傾ける。感覚の端で捉えたか細い人の気配を捉え、階段の奥から銃口を覗かせていた佐呑警備隊の生き残りに対して片手剣の投擲をお見舞いした。


「そもそもの話だ。通常、大規模な冠域であるほどにそれを維持するために冠域の主の精神力が要求されるものだろう。冠域の持ち主が死ねば、展開された冠域もそう時を置かずに消滅して然るべき。何故キンコル号の生み出した冠域が崩壊もせずに未だに人口悪魔を封印すうだけの力を持っていられる?」


「それはあの間抜け本人に聞いてもらわないことにはね。でも、冠域の中には稀に強力な冠域固定の性質を持つ所為で本人の実在に関係なく維持できる冠域もないことはない。それにプラスして"究極冠域"っていう冠域の第四段階に設定される上位空間は、使用用途が限定される代わりに通常の冠域とは比較にならない強力な空間を設置することができるのさ。キンコルの事だから使ったのはこっちの究極冠域だね。露樹ちゃんを人口悪魔として自然悪の素養を存在格から昇華させることと引き換えに君の魔法を利用して自分に究極反転能力をふとするような奴だから、きっと露樹ちゃんの魔法の一部をエネルギーとして利用することも前提に進めてる。であれば、冠域の持ち主がくだらない爆弾で死のうが、夢想空間が潜航可能地点がないくらいにボッコボコに壊れていようが別に冠域の存続自体は難しいことじゃない」


「そうか。…少なくとも究極冠域なんて言葉は初めて耳にしたが、妙に詳しいその口ぶりからするに間違いはないのだろうな」

「TD2Pじゃ教えるはずもないさ。それにニーズランドの大まかな作りもこの究極冠域を使ってる。王が死んでもニーズランドの圏域が崩壊しないのはそういう理屈さ」

「なるほどな」



〇佐呑島_旧金山坑道


「うーん」


 自身が封印された夢想世界のポイントを探すためにしきりに島内を巡る露樹も一向に手がかりが掴めない宝探しをしているような感覚にどこか辟易を感じていた。

 

「やっぱり、分からないかなぁ。多分、おおざっぱな座標は間違ってない気がするんだけど、多分夢想世界で封印されてる場所がめちゃめちゃ深いところにあるから正確な位置が掴めそうにない」


「そっかぁ。じゃあ。まぁ、それならそれで、仕方がないかな。六圏に戻って大人しく大討伐来るの待つ?」


「ここまで来てか?」

 英淑が不満そうに顔をしかめた。

「そもそも、お前いつも寝てるときはどうなっているんだ?封印された場所に行くんじゃないのか?」

「いや、夢が見れないんだよね。寝ても真っ暗な空間で水の中に浮かんでる感じになる。そもそも寝てるときのことあんまり覚えてられないんだよ」


「………」


「何よ」


「目覚めた時に強い焦燥感に駆られて、心臓が逼迫したように痛んだことはあるか?」


「あるような。ないような」


「強い頭痛に襲われて暫く瞼を開けることが出来なかったことは?」


「そんなの別に人間なら珍しくもないことでしょ」


 英淑は口元に指を添えて少し俯く。


「君が人間であるかは棚上げするとして……。わざわざ究極反転までしてお前を封印させたキンコルが、封印そのものに夢想世界への突入を阻む効果を付けるとは思えない。というか、夢想世界に入れないのだとすれば、それはそもそも封印とは関係ない君本人の状態が関係しているんじゃないか?」


「何、どういうこと?」


「いや単純な話だが。鯵ヶ沢露樹、君の夢想世界での肉体は既に死んでいるんじゃないのか」

「いやいやいやいや。流石にそれは……」


 そこでクラウンが何か納得したように言葉を挟み込む。

「確かにアイツがわざわざ人口悪魔を作り出すという選択を選んだ手前、流石に自分の能力で制御できなかった時のリスクヘッジには気を遣うはず。獏によってあの時の様々な監獄エネルギーを徴収したとはいえ、露樹ちゃんの稼働限界は自分が究極反転を成功するに足りるギリギリの分に設定するのは想像に難くないねぇ……思い当たる節はあるんじゃないの?」


 問いを投げ掛けられた露樹だったが、彼女からしてみればそんな疑問は思い出すまでもない程に心辺りがあった。獏を通じて投入されたエネルギーは決して彼女が人造悪魔として誕生してから自由に行動を実践するには足りない量であり、封印される頃には自分でも手に取るようにわかるほどに弱体化を喫していた。

「でも、私の魂が燃料切れで死ぬのを見越していたのなら、そもそも封印なんてする必要がわからないよ。夢想世界で死んだなら、次に潜航するポイントは指定でもしない限りは次に眠る場所に反映されるはずでしょ。そもそもレム睡眠すらできなくなるなんて、冠域の制御のレベル超えまくってんじゃない?」

「うーむ。それもそうかぁ」


 クラウンは項垂れながら頭を抱えた。だが、それに相反するように英淑の面持ちは極めて冷静沈着を留めており、露樹を訝しむようにして剣を片手に詰め寄った。


「いつまでしらばっくれているつもりだ?」

「…何よ」

「複数に重なった問題が何もかも同一の原因であるとは限らない。夢想潜航ができないのは単にだろう?…自然悪の魔女が聞いて呆れるな」


「どうしてそんなことが言えるの?」

「いや、君が本気で改心したなんて言うつもりはない。おそらくはキンコルの冠域内には封印後に君の悪性を剔出する効果でも備わっていたのだろう。真偽は定かではないがな。

 君が生まれ持った自然悪の素養あってこその人造悪魔としての自己実現。適正あってこその夢想世界の魂だ。自己認識の不和は精神汚染こそ招かずとも、潜航そのものに潜在意識のストップがかかることは珍しくない」


「私が自分で潜航できなくしていると……そう言うんだね」

「心当たりがあるんじゃないのか?」

「……」


「自然悪という自己認識の外側の悪性を人造悪魔化という儀式によって自己の存在格と紐付けられた君は、おそらく自分自身の存在の在り方に疑問を抱くことになったはずだ。決して善心により動きはしないが、恣意的な悪性に染まりきることへの抵抗と疑念、歪な自己認識から夢想世界での自分の写像である魂そのものを嫌煙している。

 ……さっき言っていた自分は人類を滅ぼす敵であるという発言も、聞いている分にはどこか軽薄なものだった。

 染まった悪意は君が元々持っていた自然悪とは合致しない。キンコルが君に行った仕打ちに対する復讐心は肥大化していっそ人類を滅ぼしてしまえと錯覚させるほどのものとなっているのだろうが、それが自然悪である君の本来の姿とは考えずらい」

 露樹は黙って自分の手を見つめた。先程掬いあげた血の所為で元の皮膚の色がわからないくらいに赤黒く塗り潰されてしまっている。

 

「さっきのクラウンの言葉を借りるなら、君はキンコルの謀略によって良いように扱われるだけでなく、せっかく上がった光り輝く舞台上から徐に突き落とされたわけだ。一度離れた舞台に上るのが怖いか?…少なくとも気が乗らないのは確かだろうな。お前はキンコルに夢の肉体が封印されたことを言い訳に再び舞台に上がるのを怖れている。

 もはや世間から畏れられる大討伐の矛先たるカテゴリー6の大異形の岩窟嬢なんて存在しない。あるのは舞台脇で劇の演目を眺めるだけの傍観者だ」


 英淑の鋭い発言に対し、露樹は思わず目を瞑って手を力強く握りしめた。


「なんで、そんなことがあなたにわかるの…!?……私だって…別に……」


「私も同じだからだ」

「え?」


「私も随分と長い間舞台上に戻ることを怖れてきた。恐らく君は知らないだろうが私は過去に夢想世界闇市という舞台の上で暴れてしまった。クラウンとの接触が私の中にあるどこか懐かしい感覚を取り戻させてくれたんだ。……だから、君と同じなんだ。鯵ヶ沢露樹。

 もう私は戻らない。大袈裟な大儀なんて持ち合わせていないが、今はこの大きな舞台で思い切り跳ねまわりたい。目立ちたいんだ。だから私は理由なんて探さずに人類を滅ぼすことにだって取り掛かれる」


「…………」


「気乗りしないなら早めに降りることだな。鉄は熱いうちに打てというが、君はもう叩いても伸びない丸まった玉鋼のようだ。クラウン、もう付き合ってられない。私は拠点に戻るが、その小娘をまだ組織に入れておくならあまり執心していたは馬鹿をみるぞ」

「……うーん」

 英淑は既に露樹に背を向けて歩き出していた。クラウンは腕を組みながら露樹を見つめていたが、当の本人は自分の中の何か言い当てられてくなかった心の淀みを指摘されたようで、鬱屈と放心を繰り返しているような状態になってしまっていた。

 だが、静かな坑道に反響する英淑の靴音を追うように露樹は握りしめていた拳を拓いて腕を突き出した。


「待ってッ‼」


―――

―――


「なんか。……よくわかんなけど。…なんか、嫌だけど。納得しちゃった。

 大討伐に狙われてるの、そもそも私だもんね。私って元々、世界にとっての脅威だもんね。

 クレプスリーの言ってたことが……よくわかった気がするよ。

 とても逃げられやしない脚本の中の演者なのに全然当事者意識が追い付いてなかった。

 今の私にある自由って、客引きのための悪の看板を背負って舞台上で踊ることだったんだ」


 露樹の眼に炎が灯る。


 彼女の指の先から、瞼の裏から、口の隙間から、ゆらりゆらりと虹色の煙が出で湧いてくる。


「それは……魔法の煙。おいおい、まさか人工悪魔ってそもそも究極反転してるものなのかい…!?」


「わからないけど。やるよ、私。

 せっかくなんだから、全人類を巻き込んで踊りたい。安全地帯の観覧席なんてないんだって教えてあげるんだ。

 それこそが人類を滅ぼすってことなんじゃないかな!!

 あはっ!あはははははは!!!」


「いいねぇ‼露樹ちゃん。そーいうの大好きだよォ!」


 虹色の魔法の煙が瞬く間に佐呑を呑み込む。


 海を越え、空を超え、国境を越えて人々の頭上には虹が掛かった。


「究極冠域展開‼‼‼」


 再来した人類の脅威。カテゴリー6の人造悪魔、自然悪の魔女が莞爾した。


            『 眠 れ  全 人 類 』

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夢の骨  戸禮 @pulvarts

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ