第25話

アマテラス様とヘレナ、とゆけさんとスティア、ツクヨミ様と僕、で大丈夫かな? どう?ソフィえモン

『私は青いタヌキではありません。大丈夫でしょう』


三人テントを三張用意しとけば問題ないよね。


「楽しみにしていた。ザリガニとミード、他の料理も最高だわ。

休みを作って来たかいがありました。

日本での公務はいまの時代、削っても問題ない物が多いから、思い切って削減しちゃって ヘレナちゃんの独立まで こちらの世界をお手伝いしましょう♪」


「事実信仰心も薄れてますし、姉上がそれでいいならいいと思いますが、他の神々との調整が大変だと思いますよ。

もしかしなくとも、日本よりこちらに来たいと希望する者が増える未来が目に見えていますし」


「それは困るわー、、、」


僕にはどうすることも出来ない問題だからほうっておく。

「スティア食べてる?」

「食べてる!美味しいわよ。特にカジカの鍋最高ー!ご飯と合い過ぎて食べ過ぎちゃう!

かけて食べても美味しいの」


「ヘレナはどう?」

「お肉以外にも こんな美味しいものがあるとは知らなかったのです。新発見です!」


「とゆけさん、カジカ鍋ありがとうございました。最高に美味しい鍋ですね。」

「このような食材を使えるのは料理人冥利につきます。ほかの食材も楽しみです.。本当にこっちでしばらく一緒に旅したいくらいです。」

「可能になったらお待ちしています。

今回は料理もまだまだあるし、追加の材料にも事欠かないのでどんどん食べていって下さい」


「それじゃ、女性陣からお風呂どうぞ。 

僕は片づけて後から入りますので、ツクヨミ様も先に入っちゃって下さい」

硬質化させた土で箱を作って中に使い終わった皿と鍋を並べる。

お湯を張って汚れを軟らかくしてから収納に入っていたヘチマでこすって洗う。

終わったら、朝食の仕込みしちゃおうか。

野草と薬草のサラダ、町で買ってきた卵で目玉焼き、米を研いでだし汁と合わせて炊く準備をして岩魚の素焼きを入れた頃に女性陣が出てきた。

「うわー!美味しそうなのです!早速炊いて食べるのです!」

「明日の朝ごはんだから」


「朝食も楽しみですね。

今回は来て正解でした。ありがとうございます」

「いつでも泊まりに来てください。賑やかで楽しいから大歓迎です」


「お味噌汁がまだですね。私が準備しても宜しいですか?」

「はい、お願いします。とゆけさんの汁物は美味しいからそのつもりで準備してました」

「お上手ですね。では腕によりをかけて、大根と玉ねぎの味噌汁でいいですか?」

「ぜひ!大好物です♪」



「ん―生き返るー」

下準備が終わって風呂に入る。ツクヨミ様がまだ入っていたので一緒に入浴。

「ここはいい所ですね。魔獣とはいえ動物が満ち満ちていて、自然の力も豊か、マナも豊富で精霊も存分に力を振るえる」

「日本では近い環境がなかったから比べようがないですけど、精霊が楽しそうなのはいいことですね」


この辺には少ないけど、見える範囲では何匹かがお風呂にはいったり湯気に乗って漂ったりして遊んでいるのがいる。

顔の前にながれて来たので息を吹きかけて、流してやると喜んで笑いながらまた寄ってきた。

何回か繰り返して、最後は手のひらに乗せて空に吹き上げたら手をふりながら飛んで行った。

「明日は何しようかな」



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