魔術軍の軍人に転生したら交際相手が皆悲惨なほど落ちぶれる絶世のヤンデレ爆乳美女にベタ惚れされオワタと思ったらグングン出世して他にも曰く付きの美女やら美少女ばかり寄ってくるんだが今のところ順風満帆です。
第14話 ギャル💕とトラブル発生!?(ヘッケルト教授の㊙️講義その③)
第14話 ギャル💕とトラブル発生!?(ヘッケルト教授の㊙️講義その③)
ロキヤン・ガタラ第1番伍長は火属性の
向かい合うとすぐに、ロキヤン・ガタラ第1番伍長は剣の
その火はもうほとんど炎と呼べるレベルで、明らかに俺よりもずっと火の魔術と剣術の融合に
「あんなに応援団がいるのに悪いがザコはすぐに片付けさせてもらうからな!」
ロキヤン・ガタラ第1番伍長のその声はすでに怒りのようなものも多分に含んでいた。
当然俺も何か言い返さなければいけない場面だったのだが、俺はさっきから相手を完全に無視して(本当は無視してる気などなかったのだけど結果的にそうなったのだ)あることに集中していたのだった。
というのも、俺たちは
俺たちとは俺とあの聖剣(魔剣?)のことだ。
「もうお兄さんとは話さないって決めたんで! どうせギャルモより清純派アイドルの方が好きなんですよね、お兄さんは。そりゃ、ののみー(
「今は試合中なんだよ! そんなこと言わないで機嫌直してくれって!」
「試合中とか知らないし! ウチには全然関係なし!」
「わかった! わかったから、知らなくていいから、この重たくするのだけ勘弁してくれよ! これじゃ戦えないからさ!」
何でか知らないが、この聖剣(魔剣?)はスネるとめちゃくちゃ重くなるのだ(空気が重くなるとかじゃなくて単純に重量が!)。
重すぎてとても剣を振るうことができないくらいに!
「えーっ! 女の子のこと重たいとかこの人最低なんですけどっ!」
「女子じゃなくて剣が重たいって言ってんだよ、俺は!」
「へー、やっぱウチのこと剣としてしか見てないんだ! どうせウチのこのスラッと長い
「もう試合は始まってるんだよ! ふざけてる場合じゃないんだって!」
「なんか必死だね、お兄さん! ・・・・・・なんかかわいそうになってきちゃったから・・・・・・そうだなぁ、『俺はアイドルよりギャルモに興奮しちゃいます!』って言ってくれたら許してあげる!」
「はっ?」
「はっ? じゃなくて、早く言って! ちゃんと言ってくんなきゃずっと重いままだよ! 相手そろそろ攻めてきちゃうよ! ほら、大きな声ではっきりと! 『俺はアイドルよりも断然ギャルモに興奮しちゃうガチのギャル専です!』って言って!」
さっきと
でも早く言わないともっとひどいことを言わされそうだったので、俺は仕方なく大声でこう言った。
「俺はアイドルよりも断然ギャルモに興奮しちゃうガチのギャル専ですっ!」
「えーっ? そうなんだぁ! お兄さんってアイドルよりもギャルモに興奮しちゃうギャル専なんだぁ! キモイね! このお兄さんマジでキモイんですけど!」
そんなことを言いながらも、剣はどんどん軽くなっていっていた。
これなら戦える!
その時、もう対戦相手であるロキヤン・ガタラ第1番伍長は
「ザコの第142番伍長のくせに余裕ぶってんじゃねぇ!」
すでに散々
だが、
そして、どうやらロキヤン・ガタラ第1番伍長は激突の衝撃により気絶してしまったようで、いくら待っても少しも動く気配がなかった。
すると、ヘッケルト教授が大きな声でこう言った。
「ロキヤン・ガタラくんが完全に意識を失ってしまっているため、第1回戦 第1試合の勝者はルーフェンス・マークスくんに決まりました!」
それから少し間があってからパラパラと拍手のようなものが聞こえてきたのだが、しかし驚くことにその直後、ロキヤン・ガタラ第1番伍長は何事もなかったようにムクッと起き上がったのだ。
※※※
第14話も最後までお読みくださりありがとうございます!
もしおもしろいと思っていただけたら、作品フォローや★評価してもらえるとうれしいです!(応援コメントやレビューコメントもお待ちしております!)
【次回予告】
第15話 衝撃💥の別れ
別れは突然に!
誰といったい別れるの? 急にシリアス? 悲しい予感な第15話っ!
どうぞ続けてお読みくださいませ
m(__)m
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