2.それは苦痛でした。
牛乳を温めてカフェラテをつくった。
火傷をしないようにゆっくり持って
無言で部屋に戻った。
手足が凍りそうなくらいの寒い部屋で
電気毛布を膝にかけて学校のzoomに入った。
みんなの笑い声が聞こえてくるそれは、
私にとって苦痛と雑音でしかなかった。
みんなの笑い声は
私を酷く孤独にする。
学校に行きたい。みんなと遊びたい。
くだらないことで笑いたい。
みんなの横で授業を受けたい。
…修学旅行、行きたかった。
何かある度に私は涙をこらえた。
こらえたところで、涙はおちるけど。
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