私は
枯葉
1.起きれない苦しさと起きる恐怖
私は、
戻らない意識を必死に戻そうとする。動かない体に何度も命令する。(おきろ、おきろ、おきないと…)また意識がなくなる。
午前10時30分、母が怒鳴りながら起こしに
来た。「あんた今何時だと思ってるの!」私を引っ張り起こした。それでも私の体は動かない。母が先にリビングに戻った。それから20分間、私は私と戦った、薄い意識の中で。
やっと起き上がれたと思ったらフラフラで
視界が定まらない。酷い耳鳴りと頭痛に鼓動。私は手すりにしがみついて階段を降りた。「おはよ」、怒られる覚悟で言う私の一言。母は無視、父はため息。涙がこぼれた。冷蔵庫の後ろで涙をふく。いつもの日課、
もう慣れっこだよ。大丈夫。
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