楽しく拝読いたしました。酒が意思をもち、人をコントロールするところは一種の寄生というマジックリアリズム。SFは本来とても楽しい読み物なのだということを思い出させてくれるすばらしい作品でした。応援しております。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(693文字)
根源的な問いだろうか。宗教的な問いだろうか。現代的な問いだろうか。読んで面白く、酔って面白い。素敵なショートショート。
とにかく面白い。小説でしかできない世界観ににやりとさせられます。
面白い短編に出会いました。奇想天外とはこのこと。こんな設定は普通は思い付きません。そればかりか、展開も予想を超えて膨らみ、大きく爆発してオチる。読み終えて、いいタイトルだなあと唸ってしまいました。新発想の新感覚小説!是非御一読ください。!
罪に酔え。
このSF短編小説はスゴい。何がスゴいって、「酒」を擬人化するというシンプルなアイディアが、法廷ドラマに発展し、さらにその結果が世界全体にまで波及して……。まさにセンスオブワンダー、SFファンにはたまらないと思う。星新一なみに読みやすいし、オチも綺麗。だから特にSF好きじゃない読者にもサラッと読んでもらえるはず。お酒好きの人もご賞味あれ〜。
やっぱりそうだったのか!お酒が大好きなかたと、大嫌いなかたにオススメ。1読/1完にてレビュー。
タイトルにあるように酒に人格があります。つまり、おしゃべりができます。この状況だけで、すでに奇怪ですが次に来る展開は裁判です。酒が被告になるのです。この段階で十分お腹いっぱいですが、ここから奇妙な展開が続いていきます。人間にとってここまで酒が重要だったのかと思い出させます。禁酒法時代の混乱もあったから、多分ありえるでしょう。たぶん……。とにかく発想が面白い作品です。ぜひご一読を!
もっと見る