深夜

冬の突き刺す寒さが私の肌を刺激する。私は布団の中で朝が来るのを待っていた。いつもならこの時間は眠っているはずなのだが、今日はやたらと目が冴えている。昼寝をしたのが失敗だったかもしれない。

この時間ともなると外もかなり静かで、私の耳の中には静かなモスキートーンが響いている。澄み切った空気が冬を感じさせる心地の良い深夜だ。

しかし寒いのは辛い。いくら心地よくても末端冷え性の私にとってはかなりきつい季節だ。指先が青紫色に変わる。それを布団で温める。その繰り返しだ。

不意に大きなあくびが出た。そろそろ寝れそうだ。私の暇つぶしに付き合ってくれてありがとう。それではおやすみなさい。また良い朝を迎えられることを願う。

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Freeman日記〜暇人高校生の短編集〜 黒潮梶木 @kurosiokajiki

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