『宝石のような 言葉と内臓』 詩

 貴方が期待してくれるので


 綺麗なものだけ見せたくて


 宝石のような 煌めく言葉



 貴方が期待してくれるので


 全てを分かってほしくって


 宝石のような 私の内臓



 いつだって貴方は


 きらきら煌めくほうき星


 気まぐれ 夕暮れ 秋の溜め息



 いつだって貴方は


 瑟々しつしつ溶けゆく願い星


 さよなら それなら 春は終焉



 貴方が期待してくれるので


 もう会えないと いつも思う


 宝石のように 脆い言の葉



 貴方が期待してくれるので


 やっぱりどうぞと 差し出すの


 宝石のように 柔い内臓



 そう 貴方が期待してくれるから


 綴り 紡いで 祈り 織り上げ


 それは 宝石のような 言葉と内臓

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