閑話休題

ちょっとユルい話題も書きたくなったので今回はゆるゆるでお届けします。


皆様、引き寄せの法則というのをご存知でしょうか?

こうなりたい、ということを実現したかのようにノートに書くことで望みを引き寄せていくというアレです。

このフワッとした説明しかできないあたりで察して頂いたかと思いますが、実践もしてないですし若干胡散臭いぐらいに思っている私なのですが。

本に関してだけこの引き寄せの法則が発動しています。

お若い方はまだわからないと思いますが、記憶力というのは年々劣化いたしまして、ホントに?という忘れ方をするようになります。

料理中に冷蔵庫を開けた瞬間に何を取ろうとしたのか忘れたり、もう直ぐ切れる調味料を3回ぐらい連続で買い忘れたり。先日は帰りにドラッグストアに寄らないといけないことは覚えてるのに何を買うつもりで寄らないといけないのかを忘れてしまったり。

そんな冗談のようなことを日々やらかしております。

そうすると、新聞や雑誌、ネットの書評欄で見かけた読みたいと思った本のタイトルなんてびっくりするぐらい綺麗さっぱりどこかに飛んでいってしまいます。

これはいかん、と思い読みたい本はリスト化することにしたんですが、スマホのメモや読書管理アプリだと私には使い勝手が悪かった。

最近YouTubeのほんタメというチャンネルが好きでここで紹介される本をよくメモるのですが、スマホだといちいち止めてメモに飛んで、となるのが面倒でメモ帳にメモするというアナログな方法に落ち着きました。

出先、例えば本屋さんなんかで、これ読んでみたいけどはじめましての作家さんだからハズレたら嫌だな、ハードカバーだし、とかいう時は大人しく読書アプリで検索して読みたいリストに入れるのですが、帰ってからメモ帳に書き写すという無駄な作業をしています。

自分でもこれ無駄だろう、どっちかにすればいいのにと思いながら、読みたい本がまだまだこんなにあるとニマニマしながらメモ帳を眺めるという甚だ気持ち悪いことをしております。

不思議なのはここからです。

私は図書館もめちゃくちゃ利用します。欲しい本を全部買うような経済力もありませんし、家の床が抜けます。なので初めましての作家さんなどは図書館で借りて相性がいいかどうか確かめてから買ったり。

読み終わってからこれは手元に置いておきたいと思った本は改めて買うのですが、これは家人からは謎行動のようです。でも本好きの方ならお分かりいただけるはず。

そんなわけで休みの日は大抵買い物ついでに図書館に行きます。そうするとですね、不思議と読みたい本リストに入れている本に会うんです。スマホに入れていた時は在架していることが少なくてほとんど予約で頼んでいたんですが、メモ帳につけるようになってからはびっくりするぐらい在架率が高くなっているんですよ。もちろん賞がらみの作品や人気作家の新刊なんかは予約しないと無理ですが、それ以外の本はけっこうマイナーな作品でも遭遇率が上がっています。

ちなみに中央図書館ではなく分室の小さい図書館なのでこの遭遇率は結構奇跡です。館というよりは公民館の図書室規模なので。趣味で民俗学系や歴史系の新書、学術書も読むのですが、この規模の図書館だとほんと小さいコーナーになっているので読みたいと思っていた本にピンポイントで遭遇するのはほんとに珍しいんです。でもその辺の本にも遭遇する。

最初は不思議がっていただけですが、はたと気づきました。

これって、アレか。引き寄せとかいうやつか。と。

え、じゃあ疑ってたけどやってみたほうがいい?とならないのが怠惰な私。

だって毎日こうなりたいを書くって大変じゃないですか。ちらっとやり方を紹介しているサイトを見ましたけど、あれって結局PDCAサイクルを毎日回すってことですよね。それ引き寄せというより努力の結果なんでは……。

そして仕事でもなければイレギュラーも多い日常生活でPDCAとか無理……。

まあこの意欲の無さが低め安定にしかならない原因かもしれませんが。

そんなことはさておき、本に関してだけ運気の上がっている今日この頃。

遭遇しすぎて読み切れるか不安な量になることもあるんですが、ついつい連れて帰ってしまう日々です。

偶然じゃないのかと思われるかもしれませんが、忙しくてしばらくリストをつけていない時は息抜きに図書館に行ってもリストの本には出会わないんですよね。

不思議ですが、読みたい本にちゃんと行きあたるのは嬉しいことなので、本に関してだけはこの引き寄せは続けていこうと思ってます。

皆さんも騙されたと思ってやってみてください!

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