美味しい本
こんばんは!
寒くなりましたね。急に冬が来た感じです。
食欲の秋といいますが、私は冬の方が美味しいものが食べたくなります。寒くなると体を温めようとカロリーを欲するようになると聞いたことがありますが、そのせいでしょうか?
何にせよ冬の寒い日に帰ってきてほかほかのご飯を食べるのは幸せですよね。
というわけで、いつもの読書感想文とは趣を変えて私の好きなお薦めメシもの小説を紹介してみたいと思います。
まず最初は『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』。(友井羊 宝島社文庫『このミス大賞』シリーズ)
早朝にひっそりと営業するスープ屋しずく。
フリーペーパー制作会社に勤める理恵は、ひょんなことから悩みを店主の麻野に解決してもらったことが縁でしずくの常連になり、麻野とその娘の露と親しくなります。以来、自分に持ちかけられたちょっとした相談事や不思議な出来事を麻野に話すようになった理恵。洞察力に優れた麻野は美味しいスープと共に謎を解き明かしていきます。
出てくるスープが全部美味しそうなのと、こういう不調がある時はこんな食材が良い、ということも書いてあるので日々のご飯作りの参考にもなったり。
私は元々汁物が好きでスープや鍋物のレシピ集もよく読むというのもあって、かなりツボでした。
ジャガイモとクレソンのポタージュ、野菜たっぷりのポトフ、濃厚なクラムチャウダー、冬瓜と鶏団子入りの中華薬膳スープ……。
今の季節に食べたくなるような美味しそうなスープがたくさん。
現在7冊目まで出ているシリーズです。
次はこちら。
『古書カフェすみれ屋と本のソムリエ』
(里見蘭 だいわ文庫)
こちらも〝日常の謎”ジャンル。
ブックカフェを開くためにカフェ併設の書店で働いていたすみれは、その書店に勤めていた優秀な書店員・紙野にブックカフェを開くなら書店部分を自分に任せて欲しいと持ちかけられ、2人で古書店を併設したカフェを開きます。
紙野の特技は〝お探しの本”をぴたりと当てることと、そのお客に最適な一冊を選び出すこと。
すみれのカフェで悩み事を話す客に「この本を読んでみてください」と差し出す紙野。
紙野が差し出す本をきっかけにトラブルが解決していく、といったようなお話です。
紙野が薦める本はどれも実在の本なので、本好きにも楽しい作品。
すみれは学生時代アメリカに留学していたので、その頃に出会った料理をメインにしているのですが、それがまたどれも美味しそう。
バターミルクを使ったジューシーなフライドチキン、ランプ肉のステーキ、肉汁とチーズたっぷりのフィリーズチーズステーキサンド、自家製コンビーフスライスのサンドイッチ。
夜にはデリ風のおつまみも。きのことベシャメルソースたっぷりのタルティーヌ、サーモンとリコッタチーズのタルト仕立て、アンチョビとニンニクをきかせた茄子とナッツのパテとバゲット、パテ・ド・カンパーニュ。
このお店も実在すればいいのに……。
こちらも3冊でているシリーズものです。
2作紹介しただけで長くなってしまいました。
多分明日も続きます。
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