貴族の家に生まれたので家を出てスローライフをしようとしたらなんやかんやで立身出世する奴

良くある要素・内容・展開で、強いて言えば主人公が強烈な目的意識や動機を持っていないことが特徴かもしれません。
すんなりと読み進められて1度目の読了時も精々星一つかなというところでした。
しかし気が付くと間をおいて何度も読み返しているという（私にとって）不思議な魅力のある作品です。片手の指以上の回数読み返しているのに気づいたので星３つとさせていただきました。
全体量もそう多くはなく、文章もこなれているので気軽に読めると思います。

最初こそ虐げられるが、数話もしないうちに開花する主人公。実力的にも男の欲的にも自重しない最高にCoolな男である。

Arcadia 頃から見てるが、この人のダークファンタジーっぷりは最高だ！
みんな書籍買って盛り上がけよう！！

最後盛り上げる完結作品って要するに主人公がピンチに陥ったりする谷作らなくちゃ駄目だしね、主人公は終始最強でストレスなく終わって良かった。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（739文字）

悪党たちがすぐ根絶されて面白い
すがすがしい 小説です

異世界転生者、悪役令嬢、ざまぁ、逆ざまぁなど近年のトレンドが詰め込まれてます！
味噌なのは主人公がそのトレンドから外れたところが生きており、バタフライエフェクトでそのトレンドの中で生きていた人たちが振り回されていくのが面白いです！！

主人公の成長とかそういうのはなく、主人公の周りの人間を中心に話が進んでいく。


好き好きはわかれるだろうが、私は好きです。

文章力は高く、ありがちな題材を上手く調理した、という印象です。
特に番外編（主人公不登場）はゾっとするとともに、ゾクゾクするちょっとしたホラー感覚で面白かったです。（視点の違いとかも含みつつ…）

ネタバレを避けるためにボカしましたが、読了後にわかっていただけるかと。

文章の書き方も上手く惹き込まれる。一気に最後まで読んでしまった。しかし、そこに爽快感は無い。 ゴーレムを使ったざまぁも呪いの復讐もスッキリはするが、少女たちを吸血鬼の眷族のように増やすのには少し嫌悪感を感じる。敵対していない転生者殺しに至っては「オーバーロードⅢ」のフォーサイト殺しとイメージ被って最悪！殺す必要あった？

性的描写ありは、かなりきっちり機能しているので、期待している諸氏は安心されたい。

いわゆる追放ものですが、自分から出て行くところが異色です。
妊娠させたちょっと年上の幼なじみメイドさん5人を連れての魔境ライフ……というのは発端に過ぎず、実態は主人公を中心とした群像劇です。
この手の物語のお約束どおり、主人公は絶大な力をもっていますが、それを使って大暴れというのがメインではありません。
むしろ、主人公の力を背景にした妻たちの動き、それに呼応する周囲の動きがメインになっていきます。

現在、すでに完結しており、半日あれば読了できると思います。
なかなかに濃い話なので、性描写ありとかを抜きにして…続きを読む