2023年1月中旬② 改稿、いってみよう・やってみよう 

『失敗召喚師の残念レポート』


書き始めて80話。

一話平均3,800字くらい。


合計30万字超。


ここまで書いてきて、ふと第一話を見てみる。


んぐっ


これはちょっと読みにくい。

表現も稚拙。


一言で言うなら、ご新規さんお帰り下さい、状態。


冒頭から数話は物語の玄関口。

現実でも玄関がぐちゃっとしていたら、当然来客は良い顔をしない。


じゃあ、やるべきだろう。

掃除だ!


ああいや、違った。


改稿だ!!!




やはり、80話書いてきた事で文章を作る能力は上がった。


ベテランの方と比べれば誤差レベルかもしれないが、

自覚するくらいには変わったと思うので、上がったはずだ。


改稿するならば、最新話の様式に合わせるべきだろう。


というわけで、まず基準を決めた。


一つ、設定と異なる部分の修正

 見直すとちょっとある。

 初期に書いた内容と後で決めた内容が違う所が少しだけあった。

 土台を破壊するレベルのミスは無いはず。


一つ、文脈の修正

 特にキャラクターの会話で内容が飛んでいる部分。

 情報を早く出したいと考えていると発生するね。


一つ、文章は一行に納める。

 情景描写もキャラクターの台詞も全て一行にする。

 一文の中で改行は無くす。

 小説の常道とは違うだろうけど、短く文章を作る練習にもなるので。


一つ、文末の修正

 ~した、~する、が連続している所を修正。


一つ、キャラクターの口調の修正

 口調が微妙にふわふわしてる所を修正。

 文字だと口調でキャラクターが示されると思うので、

 口調はなるべく揃えておきたい。


大体こんなところ。




始めてみると結構重労働。

特に文章短縮がキツイ。


単純に短くすると文脈がおかしくなったり、

同じ表現ばかりになるので、文章追加が必要になる。


そして文章を追加すると前後の繋がりも確認する必要が発生する。

真っすぐ進むだけじゃなくて前進後退を続けるのだ。


となると普通に小説を書くよりも大変だ。


でも、頑張らねばならない。

全ては拙作に出会う事を待つ、まだ見ぬ読者様のために。

そして、応援して頂いている今の読者様のために。


なお、修正する話数は70話。

全体の85%以上。


一週間はかかる。

・・・・・・・・・・・・うん、頑張ろう。




何とか、かんとか、改稿は終わった。


まあ当たり前だが、話数が若いほど修正が多い。

本当に初めから20話くらいは強烈だった。


まさに玄関口がぐっちゃぐちゃだったと言っても良いだろう。


だが、これで整備は出来た。


さあ、読者様方、新装開店です、どうぞお越しくださいませ。

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