2022年11月下旬③ カクヨムコン8の風
近頃、にわかに界隈が騒がしい。
Twitterやフォローしている方の近況ノート。
それらに登ってくる言葉は共通。
『カクヨムコン8』
サイトでも案内がされ、公式からの広報も。
これは、間違いなくお祭りの気配。
過去の大賞受賞作品、私でも知っている。
小説は読んでいないが漫画持ってる。
なるほど、ここで大賞取った作品だったのか。
多くの人が千載一遇の
この戦いに自慢の作品を持ってくる。
既に有名な人もまだ無名な人も。
長く書かれた作品も新たに書かれた作品も。
年若い人も年を重ねた人も。
誰もがこの
さて、自分はどうするべきか。
私は現時点で執筆歴二ヶ月、いや三ヶ月くらいか。
実力はまだまだ未熟。
知名度もはっきり言って無い。
ランキング500位以内に入った事なんて無い。
Twitterのフォロワー300人以下。
広報能力、全く無し。
うむ、実に貧弱ではないか、我が軍は。
だが、掴みにいかなければ何事も変わらない。
そして
チャンスの神は前髪しかない、と言うし。
ダメで元々、だが全力で。
無茶で当然、だが諦めず。
無謀で承知、ゆえに抗う。
見せてやろうではないか。
圧倒的な力を持っている作品達の中で戦う、
我が作の姿を。
それで損をするわけでもないし、
悪評が立つなんてことも無い。
立派に戦い抜いたんだぞ、という実績になる。
自分自身の誇りになる。
はずだ。
『失敗召喚師の残念レポート』は言わずもがな、
異世界ファンタジーだ。
先のランキングの話でも挙げたが、
異世界ファンタジー部門はWeb小説のメッカ、
完全なるレッドオーシャンだ。
戦い抜き、頂点を掴むのはかなり困難。
では、競争相手が少ない部門用に何か書くか?
私はそれを、その行いを否定する。
それは例えるなら、学問を修めるために勉強する、
のではなく、テストのために対策する、に近い。
それで産み出された作品は、
果たして読者に響く作品になるのだろうか?
作者の魂は籠っているんだろうか。
私のような未熟者にはまだ分からない事だが、
私がやったらおそらく腑抜けた作品が出来上がる。
だからやらない。
不可能だ。
ならば、過酷な戦場を、
私の全力で戦い抜こう。
他の人が経験と知名度と文章構成力の完全武装、
いわば戦車のような存在であろうと。
私は竹槍一本で立ち向かうのだ。
チャンスを掴む。
そのための努力を重ねるだけだ。
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