2022年11月中旬② 短編作品、書ける・書けない

以前、勢い任せで1話だけの短編を書いた事がある。

内容は完全に適当、思い付いたから書いた。


11月に入って、もう一作短編を書いた。


『星間配達承ります ~レンジョウ特急配達便~』


ふわっとしたSFっぽい何か。

およそ1万字、半日で勢い任せに書いた。

推敲すいこう

もちろんやってない。


着想は宇宙を解説している動画だった。

プロキシマ・ケンタウリb、ロス128b。

人間が移住可能、かもしれない星々。

そしてブラックホールと事象の地平面。


一話だけの短編はスッキリ書けて良い。


白状すると『事象の地平面』という言葉を

使いたかっただけだ。




こうして考えると、どこに着想の素が転がっているか、

実に分からない。


そして、いつも書いている作品と全く異なる内容は、

書いていると気持ちが切り替わって良い。


ずっと同じ世界を夢想するのも良いが、

たまには全然違う世界を考えるのも良いものだ。




そんな事を考えていると思う事がある。

書ける内容と書けない内容がある、という事だ。


まず、異世界ファンタジーは書ける、と言うか書いてる。

現代ファンタジーも時間はかかるだろうが、多分書ける。


SFは短編の内容が限界だろうけど、ふんわりなら書ける。

歴史物は相当調査が必要だけど書けるだろう。


軍事物は袋叩きにされそうな知識だが、書く事は出来る。

ホラーは超短編なら。ミステリーは・・・どうだろうか?


書けないのは、恋愛物とスポーツ物、だ。

この二つだけは絶対と断言してもいい、書けない。


気持ちの細やかな動きや白熱するスポーツの細かいテクニック。

経験が乏しいので私には正直、書けない。

こうした自分が書けない作品を書ける人は、本当に尊敬する。




ついでに言えば『書ける』と『良く書ける』は同一ではない。

現状の自分の力は正直ひよっこだ。

まだ知識の蓄積もそれを活用する能力も少ない。


実力不足では『良く書ける』状態にはならない。

書く事は出来ても奥行きが薄っぺらい作品になる。

先のSF短編がその証左だろう。


では『良く書ける』ようするにはどうすれば?

考えてみた。


本を読む。

G〇〇gle先生のお世話になる。

専門書を買う。

その知識を持つ人を見つけて知り合いになって監修してもらう。

いっそ自分がその分野の探究者になってしまう。


まあ、最後は冗談として。




自分が行きついた結論は、G〇〇gle先生だ。

正確に言うなら、書いて不明点をG〇〇gle先生に聞く、だ。


『良く書けない』から『書かない』では先に進まない。


『良く書けない』なら『書き続ける』事で打破すればいい。


ここでもやっぱり『四の五の言わずにやってみろ!』だ。

自分にはこの方式が合っているんだろうな。


但し、あくまで『自分には』だ。

調べて、地盤を固めて、それから書いた方が良い人もいる。


どういった書き方が一番なのか。

それは書いてみないと分からない。


というか、自分はそうだった、分からなかった。



元手無しで、何度も書いて消して、公開して修正して、

何作品でも(手書きよりは)簡単に書けるのはWebの利点。


『良く書ける』ようになるために頑張ろう、自分。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る