第3章。救済。


僕は混乱した。睦月と会えなくなるのか、、と。けど世界の命運がかかってる。考えた。睦月以外でも行けるのではとだが三木が入ってる以上無理なことはわかっていた。自己中なことは出来ない。あの時の思い出は忘れない。会った時から今までずっと好きだった。好きすぎて疲れたよ。睦月。「結婚したら西と東どっちにする?」っていう他愛もない話したよね。「睦月!」「なに?」「僕を認めてくれてありがとう。世界の中で居場所を作ってくれてありがとう。ずっと睦月の近くにいます。」「そっか、ありがとう。こちらこそ。それでどうするの?」「んー愛してる。」三木と美貴が重なる。なんで三木は助けてくれるのだろうか。殺した人は誰なのだろう。故郷ではやるべきことが書いてある書物があった。三本の木の前で1人の体を犠牲にし消えていく現象(終了)を救う。それは必ず南、それは木のない方向に向かってやらなければいけない。僕はこんなものクソ喰らえと思った。「さよなら睦月。」


――――「なぁ睦月。来世でも一緒だぞ。

「全員で死のう。」あと数日ずつ生きれたが、1年もすれば世界中の人が消えた。みんな故郷に還った。

 優舞と睦月はまたこの体験をする永遠に次は何年後かな?ほんとに死ぬ時は涙が流れなくなった時。そして、3本の木が折れた時。


私は今悩まされている。眠る前、朝起きても、何をしている時でも感じる。「あなた」を。


僕は今悩んでいる。睡眠中も、仕事場に向かう時も、何もしていなくても思う。「はぁ、、、」と。


東山睦月 ――終了まであと156日

 私は東山睦月。何の変哲もない生活を送っている。昔彼氏がいた。色々な思い出があって思い出すだけで泣きそうだ。なぜかは分からない。だからあの元カレをずっと探している。


西山優舞 ――終了まであと156日

 僕は西山優舞。昔っからずっと「女の子みたいな名前だな」と言われてきた。それは元カノにも言われていた。それを言われる度に思い出す。毎回過呼吸をしてしまうほど好きだった。そう「だった」

んだ。


 最高の元カレと元カノ。

 

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短編小説[最高の元カレの元カノ] ミライ @mirai0303

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