反対意見 UMA研究家

「この提案は楽観的ではないか?」

 1人の学者が手を挙げた


 官房長官はその学者を指名する。

「では、UMA研究家の大友先生、意見をどうぞ、」


 名指しされたUMA研究家の大友先生は立ち上がった。

「まずは、コノ画像を見てください。」


 モニターに画像が映し出された。


「巨大生物の周囲10メートルの植物が枯れています。また、よく見ると動物の死体が数多く有ります。」

「次にコノ映像です。」

「巨大生物に近づいた鳥が10メートルの範囲に入った途端にバタバタと落ちています。」


「つまりコノ巨大生物は、周囲10メートルの植物や動物の生命エネルギーを何らかの不思議な力で吸収しているのです。」

「やがて、エネルギーが満タンになると、新たな生命エネルギーを求めて都市へ移動する恐れが有ります。」


「今まで、被害が公に出なかったは山根博士の仮死状態説に加えて、現地の伝説に興味深い話が有ります。」

「伝説に付いては歴史学者の意見を聞いてください。」


「なを、UMA研究家として巨大生物の名前を過去のUMAに因んで『ドラキュアン』又は『バルンゴン』と名付けたいと思います。」





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