零の五
あれから三日程経った。
ガーオは恐らく名前を呼ばない限り反応しないだろう。
だがそれでいい。零がそう望んだ。
零は今のままで幸せなのだ。
舞菜がいて、スウがいる。
たった二人でも零にとってはかけがえのない家族だ。
今が一番幸せなのだから。
これでいいのだ。
ボゴン!
大きな音が聞こえて零は振り向く。
「………?」
零は歩きだしていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます